イボ

イボの種類と特徴

イボには紫外線や加齢による原因でできるものもあり、主に2つあります。

名称 特徴 できやすい部位など 原因
脂漏性角化症
(老人性イボ)
・表面が盛り上がる
・ザラザラして硬い
・直径数ミリ〜2、3センチ程度
・褐色や黒色が多い
・顔
・手
・腕
(日光にあたる箇所にできやすい)
・長年の紫外線の影響
軟性線維腫
(スキンタッグ、首イボ、中年イボ)
・1〜3ミリ程度
・米粒状の柔らかい飛び出したイボ
・褐色や肌と同系色が多い
・首回り
・まぶた
・脇の下
・鼠蹊部
など
・摩擦
・加齢
・紫外線
など

※顔にできやすい扁平疣贅は、汗管腫や脂腺増殖症などの良性腫瘍や老人性疣贅との鑑別が難しく、誤診する場合があります。

■ 脂漏性角化症(老人性イボ)
加齢によるもので、長年の紫外線の影響や、皮膚の老化によってできます。シミと混ざって存在していることが多く、シミが発達して脂漏性角化症になることもあります。小さな盛り上がりや、しこりになることもあり、指で削るとかさぶたのようにボロボロ取れることもあります。
■ 軟性線維腫(スキンタッグ、首イボ、中年イボ)
中年イボあるいは首イボと呼ばれています。摩擦や加齢、長年の紫外線による影響などが原因で起こるイボです。首などの皮膚の薄い部分にできる特徴があります。

イボの予防と対処法

紫外線や加齢によるイボの予防と対処法は「日焼け対策」と「ターンオーバーの活性化」が非常に重要です。

■ 日焼け対策
特に脂漏性角化症は、紫外線を浴び続けることにより、メラノサイトが活性化して、シミの原因となるメラニンの生成が亢進します。そして皮膚細胞中のたんぱく質が異常に増殖し、角質が厚くなることで発症すると考えられています。そのため、日焼け対策を入念に行い、紫外線による肌のダメージをできる限り防ぐことが紫外線や加齢によるイボの予防には大切です。
■ ターンオーバーの活性化
脂漏性角化症は、シミと混ざって存在していることが多く、シミから発展して発症することも多いと言われています。新陳代謝が正常な場合、シミの原因となる沈着したメラニン色素や、紫外線、摩擦、加齢などにより厚くなった角質は、肌のターンオーバーによって皮膚表面に押し上げられ、垢として剥がれ落ちます。
しかし新陳代謝が低下すると、ターンオーバーが乱れ、不要なメラニン色素や角質がうまく排出されずに蓄積し、その結果、シミやイボができると考えられています。そのため、ターンオーバーを活性化し、正常に整えることも紫外線や加齢によるイボの対策には欠かせない点です。

イボの検査

視診でほとんど診断がつきますが、場合によってはダーモスコピーなどの拡大鏡を使って詳細に診察することもあります。また確定診断で病理組織検査(保険適用)をすることもあります。

イボの治療方法

イボの治療法について以下の3つの治療法を紹介します。

■ 液体窒素療法
-196度の液体窒素に浸した綿棒を患部に数秒当て、それを数回繰り返します。イボを凍結させることで、感染した皮膚ごと壊死して剥がれます。その剥がれた箇所の下にある新たな皮膚が再生していきます。何回か繰り返し行うことで、ウイルス感染した部分に免疫が働き、正常な皮膚へと回復していきます。
この療法法は完治のために1週間から2週間に一度程度のペースで継続しなくてはなりません。
■ ヨクイニン内服
ヨクイニンはハトムギの皮を剥いた種であり、イボの改善が期待できます。ただし最低でも数ヶ月、長ければ数年続ける必要があります。イボの数が多いならば冷凍凝固治療法と併用するのがよいでしょう。
■ 炭酸ガス(CO2)レーザー法

CO2レーザーは難治性の方で、再発があるため慎重に検討を行って判断します。病変に局所麻酔を行い、炭酸ガスレーザーで摘除します。炭酸ガス(CO2)レーザー法は、患部の出血が少なく、傷が小さくて済むため治りが早いのが特徴です。炭酸ガス(CO2)レーザー法は皮膚の水分を蒸散させることによって、イボを削り取ります。この際、レーザーを照射した近辺の皮膚は、血管の熱凝固作用により一瞬で固まるため、ほとんど出血がありません。