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駒沢皮膚科クリニック|診療案内

尋常性乾癬(乾癬)|原因・症状・治療
頭皮・爪の乾癬、フケのような皮むけにお悩みの方へ

保険適用 予約不要 紫外線治療・オテズラ対応 駒沢大学駅直結|日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
監修:清水 顕(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士) 医療法人社団 誠清会 駒沢皮膚科クリニック 院長
一般皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科|最終更新日:2026年7月14日

「フケのような皮むけが止まらない」「肘や膝の赤い盛り上がりが治ってはまた出る」——尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)は、皮膚が赤く盛り上がり、銀白色のかさぶたがボロボロと剥がれ落ちることを繰り返す慢性の皮膚疾患です。「乾癬(かんせん)」という名前ですが、人にうつる病気ではありません。

長く付き合う病気ですが、治療の選択肢はこの10年で大きく広がりました。当院では外用薬に加え、エキシマライトによる紫外線治療(保険適用)と、内服薬オテズラ(アプレミラスト)による治療に対応しています。

🏥 乾癬の診療で当院が選ばれる理由
  • オテズラ(アプレミラスト)を院内で処方——外用薬で十分に改善しない方の選択肢となる飲み薬です
  • エキシマライトを院内に導入——皮疹に絞って照射する紫外線治療(保険適用)を、外用薬と組み合わせて行えます
  • 頭皮・爪の「まぎらわしい症状」の鑑別——頭皮はフケ症・脂漏性皮膚炎と、爪は爪白癬(爪水虫)と紛らわしく、爪白癬は院内顕微鏡検査で調べられます
  • 生物学的製剤が必要な段階は連携先へ紹介——当院で対応できる範囲と、専門施設にお願いすべき段階を正直にお伝えします
  • 通院を続けやすい——駒沢大学駅直結・予約不要・平日19時まで・土曜17時まで

尋常性乾癬とは(症例写真)

尋常性乾癬は、皮膚に境界のはっきりした紅斑(赤い盛り上がり)ができ、その表面を銀白色の細かいかさぶた(鱗屑)が覆い、フケのようにボロボロと剥がれ落ちる病気です。乾癬の中で最も多いタイプで、炎症性角化症の一つに分類されます。

皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)が極端に速くなり、皮膚の細胞が通常の10倍以上の速さで作られてしまうため、未熟な表皮が積み重なっては剥がれることを繰り返します。肘・膝・腰まわり・すねなど、摩擦や刺激を受けやすい部位に出やすく、頭皮や爪に症状が出ることも多い病気です。

「乾癬」という名前から誤解されがちですが、感染症ではなく、触れてもお風呂やプールでも人にうつることはありません。

尋常性乾癬の症例写真:銀白色の鱗屑を伴う紅斑 尋常性乾癬の症例写真:境界明瞭な紅斑と皮むけ 尋常性乾癬の症例画像:体幹の乾癬 尋常性乾癬の症例画像:下腿の乾癬

※症状の現れ方には個人差があります。掲載症例は一例であり、同様の経過を保証するものではありません。

症状・初期症状

初期には、境界のはっきりした小さな赤い発疹として現れ、表面に白っぽいかさぶたが付き始めます。かゆみを伴う方も多くいますが、まったくかゆくない方もいます。かさぶたを無理に剥がすと点状出血がみられるのも特徴の一つです。

発疹は徐々に大きくなったり、数が増えたり、隣同士がつながって地図のような形になったりします。良くなる時期と悪くなる時期を繰り返しながら、慢性に経過します。

⚠️ こんな症状は乾癬のサインかもしれません
  • 肘・膝・腰・すねに、フケのような皮が付いた赤い盛り上がりが繰り返しできる
  • 頭皮に大きなフケの塊が付き、シャンプーしても取れない
  • 爪に小さなへこみ(点状のくぼみ)や変形・浮き上がりがある
  • 皮むけの範囲が少しずつ広がっている

頭皮の乾癬|フケ・脂漏性皮膚炎との違い

頭皮は乾癬が非常に出やすい部位です。「フケがひどい」「フケ用シャンプーを変えても治らない」と長年悩んだ末に、頭皮の乾癬と診断される方が少なくありません。髪に隠れて自分では見えにくく、発見が遅れやすい部位でもあります。

疾患 特徴
頭皮の乾癬 境界のはっきりした赤い盛り上がりに、厚く乾いた銀白色のフケが固着する。生え際を越えて額に及ぶことがある
脂漏性皮膚炎 皮脂の多い部位に、黄色っぽく湿ったフケと赤みが出る。境界は乾癬ほどはっきりしない
単なる乾燥性のフケ 細かく乾いたフケが散らばる。赤みや盛り上がりは目立たない

頭皮の乾癬には、頭皮用のローションタイプの外用薬やエキシマライトの照射で対応します。爪を立てて掻いたり、フケを無理に剥がしたりすると悪化する(ケブネル現象)ため、シャンプーは低刺激性のものを選び、爪を立てず泡でやさしく洗い、ドライヤーの熱風を頭皮に近づけすぎないようにしてください。判断が難しい場合も、診察で見分けられますのでそのままご相談ください。

爪の乾癬|爪水虫との違い

乾癬では爪に症状が出ることもあります。爪の表面に点状の小さなへこみができる、爪が先端から浮き上がる、白く濁って厚くなる——といった変化で、爪白癬(爪水虫)と見た目がよく似ています

🔬 爪水虫かどうかは院内顕微鏡検査で調べられます

治療はまったく異なります。爪白癬なら抗真菌薬、爪乾癬なら乾癬の治療です。当院では爪白癬が疑われる場合、院内の顕微鏡検査で白癬菌の有無を確認したうえで治療方針を決めます。「水虫の薬を塗っているが良くならない」という方は、一度ご相談ください。

乾癬の種類

尋常性乾癬

乾癬の中で最も多いタイプです。本ページで解説している、紅斑と鱗屑を繰り返す病型です。

滴状乾癬

水滴のような小さな発疹が全身に多発するタイプで、比較的若い方に多く、のどの感染症(溶連菌など)のあとに出ることがあります。

膿疱性乾癬(汎発型)

発熱とともに全身に膿疱が多発する重症型で、国の指定難病です。入院治療が必要になることがあり、疑われる場合は速やかに専門施設へご紹介します。

関節症性乾癬(乾癬性関節炎)

皮膚症状に加えて、指や手足の関節の痛み・腫れ・こわばりを伴うタイプです。関節の変形を防ぐため早めの対応が重要で、関節症状がある場合はリウマチ科・整形外科と連携して診療します。

乾癬の原因

乾癬は、皮膚で免疫の一部が過剰に働き続けることで、表皮の細胞が異常な速さで作られてしまう病気です。なぜ免疫がこの状態になるのか、根本の原因はまだ解明されていませんが、乾癬になりやすい体質(遺伝的素因)に、さまざまな環境要因が重なって発症すると考えられています。

悪化に関わる要因 内容
肥満・食生活 メタボリックシンドロームとの関連が指摘されています。体重管理は治療の一部です
喫煙・飲酒 悪化要因として報告されています
ストレス・疲労 悪化のきっかけになりうると考えられています
感染症 のどの感染(溶連菌など)のあとに発症・悪化することがあります
皮膚への刺激 摩擦・掻き壊し・けがをした部位に新しい皮疹が出ること(ケブネル現象)が知られています
薬剤 一部の薬剤が悪化に関わることがあります。服用中の薬はお薬手帳でお知らせください

繰り返しになりますが、乾癬は人にうつりません。見た目から周囲に誤解されることが患者さんの大きな負担になっている病気です。温泉・プール・タオルの共用も問題ありません。

乾癬の治療(治し方)

治療の基本は外用薬です。改善が不十分な場合に、紫外線治療・内服薬を段階的に組み合わせます。当院で対応できる範囲と、専門施設へ紹介すべき段階を含めてご説明します。

1. 外用薬(基本の治療)

ステロイド外用薬・活性型ビタミンD3外用薬・両者の配合剤を、部位と症状に合わせて使い分けます。頭皮にはローションタイプを用います。ステロイド外用薬には長期使用で皮膚が薄くなるなどの副作用があるため、経過を診ながら強さ・量・期間を調整します。

2. エキシマライトによる紫外線治療(中波紫外線療法・保険適用)

外用薬で改善しにくい皮疹に、308nmの波長を病変部に絞って照射します。厚くなった皮疹や、頭皮・すねなど外用薬が効きにくい部位にも対応できます。週1〜2回の照射を続け、効果・経過には個人差があります。照射部位に日焼けのような赤みが出ることがあります。

3. オテズラ(アプレミラスト)——外用薬で改善しない方の飲み薬

オテズラは、炎症を引き起こす物質の産生に関わるPDE4という酵素の働きを抑える経口薬で、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬・関節症性乾癬に承認されています。注射の生物学的製剤とは異なり内服薬であり、当院で処方に対応しています。紫外線治療と組み合わせて用いることもあります。

⚠️ オテズラの副作用・注意点
  • 下痢・吐き気・頭痛などが出ることがあります。開始時は少量から段階的に増やす方法(漸増投与)でこれを軽減します
  • 体重減少・気分の落ち込みが報告されています。重度の下痢は重大な副作用として注意喚起されています
  • 妊娠中の方には使用できません。腎機能が低下している方は用量調整が必要です
  • 薬剤費は外用薬より高額になります。費用の目安は診察時にご説明します

4. シクロスポリン

過剰な免疫の働きを抑える内服薬で、中等症以上の方に用いることがあります。血圧の上昇や腎機能への影響などの副作用があるため、服用中は定期的な血液検査・血圧測定を行いながら管理します。

5. 生物学的製剤——専門施設との連携

上記の治療でも改善が乏しい重症例・難治例では、注射で免疫の特定の経路を抑える生物学的製剤が選択肢になります。生物学的製剤による乾癬治療は日本皮膚科学会が承認した施設で行われるため、適応となる場合は、独立行政法人国立病院機構 東京医療センターや大学病院など、症状やご事情をうかがったうえで適切な連携先へご紹介します。紹介後も、日常の診療は当院で並行して続けられます。

費用・保険適用について

乾癬の診察・外用薬・内服薬・紫外線治療は健康保険が適用されます。エキシマライトによる照射の費用は以下のとおりです。

負担割合 照射1回あたりの費用
3割負担 1,020円
2割負担 680円
1割負担 340円

※初診料・再診料・処方料は別途かかります。※オテズラ・シクロスポリンは薬剤費が外用薬より高額になります。費用の目安は診察時にご説明します。※費用は目安であり、診療報酬の改定等により変更となる場合があります。最新の費用は診察時にご確認ください。

日常生活の注意

💡 日常生活でできること
  • 皮膚への刺激を減らす——熱いお湯・長風呂・ゴシゴシ洗いを避け、入浴後は保湿を。衣類は綿など刺激の少ない素材がおすすめです
  • 掻き壊さない・無理に剥がさない——刺激を受けた部位に新しい皮疹が出るケブネル現象が知られています
  • 日光は「焼かない範囲」で——適度な日光は乾癬の皮疹に良い影響を与えるとされていますが、日焼け(やけどのような赤み)は逆に悪化の原因になります。長時間の日光浴や日焼けサロンは避けてください
  • 体重管理・禁煙・節酒——肥満・喫煙・飲酒は悪化要因として報告されており、生活の見直しも治療の一部です

「一生付き合う病気」と、外用薬だけで諦めていませんか

保険適用・予約不要・エキシマライト&オテズラ対応

乾癬の治療はこの10年で大きく変わりました。「昔治療して良くならなかった」という方こそ、選択肢が増えています。

📞03-3413-6600 💬 公式LINEはこちら
🚉 駒沢大学駅直結 ⏰ 平日 19時まで 📅 土曜 17時まで 🩺 予約不要
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木・日・祝 休診
〒154-0011 東京都世田谷区上馬3-18-11 エルフレア駒沢3F

関連ページ

乾癬の治療や、関連する疾患についてはこちらもご覧ください。

よくある質問

乾癬は人にうつりますか?
うつりません。「乾癬(かんせん)」という名前ですが感染症ではなく、触れても、お風呂・プール・タオルの共用でも人にうつることはありません。周囲の誤解が患者さんの負担になりやすい病気ですので、ご家族にもこの点をお伝えください。
乾癬は何科を受診すればいいですか?
皮膚科を受診してください。頭皮の症状は脂漏性皮膚炎と、爪の症状は爪水虫と紛らわしいため、診察での鑑別が重要です。関節の痛みを伴う場合は、リウマチ科・整形外科と連携して診療します。
乾癬は完治しますか?
良くなる時期と悪くなる時期を繰り返す慢性の病気で、現時点で「根治」と言える治療は確立していません。ただし治療の選択肢は大きく広がっており、皮疹のない状態・気にならない状態を保つことは十分に目指せます。経過には個人差があります。
乾癬でもお風呂や温泉に入っていいですか?
入って構いません。人にうつることもありません。ただし熱いお湯・長風呂・体をゴシゴシこすることは悪化の原因になるため避け、入浴後は保湿を心がけてください。
頭皮の乾癬とフケ症はどう違いますか?
頭皮の乾癬は、境界のはっきりした赤い盛り上がりに厚く乾いたフケが固着し、フケ用シャンプーでは改善しません。脂漏性皮膚炎は黄色っぽく湿ったフケが特徴です。見分けが難しいことも多いため、フケが続く場合は一度診察を受けることをおすすめします。
乾癬は市販薬で治せますか?
市販薬で乾癬そのものを治すことはできません。保湿剤によるスキンケアは有用ですが、乾癬の治療の中心となる外用薬・紫外線治療・内服薬は医療機関での処方・施行が必要です。自己判断で市販薬を使い続けるより、診察を受けることをおすすめします。
担当医師情報
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
清水 顕(しみず あきら)
駒沢皮膚科クリニック 院長/医学博士
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

経歴
  • 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科入局
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 山梨医科大学附属病院 皮膚科 医局長 歴任
  • 2003年 駒沢皮膚科クリニック 開業(開業20年以上)

専門分野

皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科


資格・所属学会
  • 医学博士
  • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 会員
  • 日本臨床皮膚科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員

研究業績
  • 血小板由来増殖因子(PDGF)に関する研究——文部科学省 科学研究費補助金 採択
  • 隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)に関する研究——日本皮膚科学会基礎医学研究費(資生堂寄付)採択

担当医師より

尋常性乾癬は私の専門分野の一つです。この病気の患者さんが背負っているのは、皮膚症状そのものだけではありません。「うつるのでは」という周囲の誤解、フケと間違われる恥ずかしさ、「一生治らない」と言われた諦め——外来では、そうした気持ちごと診るようにしています。乾癬の治療はこの10年で本当に変わりました。外用薬で足りなければエキシマライトを、それでも足りなければオテズラという飲み薬を当院で使えますし、生物学的製剤が必要な段階なら、症状とご事情に合った連携先へ責任を持っておつなぎします。何年も前に治療を諦めた方こそ、今の選択肢を知っていただきたい。まずお気軽にご相談ください。

本ページは皮膚科専門医が監修しています。個別の症状・治療方針については、必ず医師の診察を受けた上でご自身でお決めください。(医療広告ガイドライン準拠)

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