Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチルビーレーザーは、メラニンなどの異常色素細胞のみに吸収されるので、正常な皮膚や血管に影響を与えずにメラニン含有細胞を選択的に除去することができます。
つまり、正常の肌は痛めずに、黒い色素のみを破壊でき、1-2週間後にはシミは取れています。
照射部位が落ち着くのは、肌のタイプによって異なりますが、通常数ヶ月かかります。
この間はレーザー照射部位は遮光、美白剤の使用を行います。日本人の場合は、照射部位に炎症後色素沈着が高率におこるため、美白剤としてビタミンC誘導体ローション、クリーム、ハイドロキノンクリーム(脱色剤)などを適切な時期より使用していただきます。
また、ビタミンC、トラネキサム酸などの経口薬を併用することでより治療効果が高められます。老人性色素斑(しみ)、雀卵斑(そばかす)、扁平母斑(茶あざ)、太田母斑(青あざ)、蒙古斑、遅発性太田母斑様色素斑、刺青(青、黒系)ほくろなどの治療に有効です。

ツインパルス内蔵

当院で使用している「Q-SWルビーレーザー MODEL IB101」は、2種類のパルス幅を自在に選択できます。
Qスイッチでは太田母斑、異所性蒙古斑など深在性色素病変の治療、短パルスでは脂漏性角化症老人性色素斑など表在性色素病変の治療というように疾患に応じて、使い分けが可能です。

発振モード Qスイッチ 短パルス
パルス幅 20μsec 200μsec
出力 3~10J / cm² 10~40J / cm²
特徴 Qスイッチモードは、照射時間を短く設定することにより、レーザ光のピークパワーが高くなります。このモードは周囲組織への熱影響が少なく、メラニン色素のみを集中的に破壊することができます。そのため、真皮深層の深在性色素疾患の治療が可能です。 短パルスモードはメラニン色素を集中的に壊しますが、表皮とのアブレーション効果が高いため、表在性色素疾患の治療に適しています。
適応疾患 太田母斑
異所性蒙古斑
扁平母斑など
脂漏性角化症
老人性色素斑
雀卵斑など

こんな方におすすめ

  • 大きなシミがある
  • そばかすがある
  • シミを消したい
  • 以前シミの治療をしたが、再発した
  • 光治療などを試したがシミが薄くならない
  • 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)がある

適応症例

※太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑、真皮メラノサイトーシスは保険適応となる場合があります。

施術の流れ

・全部で15分くらいで終わります。
・照射時の痛みは、輪ゴムで弾かれた様な感じです。

施術後のケア

・治療当日は患部は濡らさないようにし、翌日よりシャワー、洗顔は可能です。
・皮膚が正常な状態になっても、紫外線防止のサンスクリーンが必要です。

治療後の診察

・1週間後に来院していただき、皮膚の状態をみさせていただきます。
・2~4週後に色素沈着を認めた場合は、ハイドロキノン、ビタミンC等の外用を開始していただきます。 ※扁平母斑(茶あざ)、太田母斑(青あざ)、蒙古斑、遅発性太田母斑様色素斑などは保険適用になるものがありますので受診時ご相談下さい。

Qスイッチルビーレーザーが受けられない方

以下の方は、施術を受ける事ができません。

  • 眼球近辺の照射を希望される方
  • 肝斑への照射を希望される方
  • 照射部位に金の糸を入れている方
  • リウマチや膠原病の方、金製剤服用歴がある方
  • 心疾患がある方
  • 照射部位に皮膚疾患がある方
  • アレルギー体質やアトピー性皮膚炎の方
  • 妊娠中の方・授乳中の方
  • 抗凝固剤(ワーファリン、バイアスピリン)服用中の方
  • 出血傾向がある方・出血性疾患がある方
  • 悪性腫瘍がある方・また疑いがある方
  • 日焼けをしている方・または治療後に日焼け予定の方
  • 医師が不適当と認めた方

料金

1cm 11,000円(税込)

※色、範囲によって若干異なります。

症例紹介


◼️ダウンタイムと副作用
Qスイッチルビーレーザー照射直後、患部が茶褐色になり、内出血を伴うこともあります。1〜2週間後にはかさぶたがはがれます。
約1ヶ月後より患部周囲の皮膚となじんできます。
また、炎症後色素沈着が起こることもあります。レーザー照射による炎症のため、もともとのシミより色が増強して見える状態です。照射後1ヶ月をピークとし、3ヶ月以降から次第に色調が落ち着いてきます。効果は個人差があります。

◼️注意事項
・治療当日は患部は濡らさないようにし、翌日よりシャワー、洗顔は可能です。
・皮膚が剥離してきた場所は、無理に剥いだり、擦ったりしないでください。
・レーザー照射部位は紫外線を出来るだけ避けるようご注意ください。