頭皮の脂漏性皮膚炎|フケ・かさぶた・治らない原因と治し方|世田谷区・駒沢皮膚科
頭皮の脂漏性皮膚炎|フケ・かさぶた・治らない原因と治し方
「フケがなかなか止まらない」「頭皮にかさぶたのようなものがこびりつく」「何ヶ月も市販シャンプーを試しているが改善しない」——頭皮の脂漏性皮膚炎は多くの方が長期間悩んでいる疾患です。
このページでは頭皮の脂漏性皮膚炎に特化して、フケの種類・かさぶたの原因・治らない理由・正しい洗髪方法・受診すべきタイミングを皮膚科専門医が解説します。
頭皮のフケの種類と見分け方
フケには大きく2種類あり、それぞれ原因と対処法が異なります。
| 種類 | 見た目 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 乾性フケ | 白く細かい粉状。肩に落ちる | 頭皮の乾燥・洗いすぎ・暖房による乾燥 |
| 脂性フケ(脂漏性皮膚炎) | 黄白色でベタベタ。頭皮に張り付く | 皮膚バリアの破壊→皮脂の漏出→マラセチア菌の増殖 |
脂漏性皮膚炎のフケは「ベタベタして頭皮に張り付く」のが特徴です。乾性フケとの対処法は正反対(乾性は保湿、脂漏性は抗真菌)なので、見分けが重要です。判断がつかない場合は皮膚科で確認してください。
頭皮のかさぶた——放置するとどうなるか
脂漏性皮膚炎が進行すると、頭皮に黄白色〜茶褐色の厚いかさぶた(痂皮)がこびりつくことがあります。
- かさぶたの下で炎症が悪化——かさぶたを剥がすと出血・痛みが出て、さらに厚いかさぶたが形成される悪循環
- 脱毛(脂漏性脱毛)——炎症が毛根周辺に及ぶと毛が細くなり抜けやすくなる
- 二次感染——掻き壊しにより細菌感染を起こすことがある
- 範囲の拡大——頭皮から額の生え際・耳の後ろへ広がる
治らない5つの原因
「何ヶ月もフケ用シャンプーを使っているが治らない」——このような相談が多く寄せられます。治らない原因は以下の5つです。
- ① 炎症が治療されないままシャンプーだけで対処している
- フケ用シャンプーで「洗って対処しよう」としている方が多いですが、炎症がある状態ではシャンプーだけで改善することは困難です。まず処方薬で炎症を抑えることが先決です。シャンプーは補助的なケアとして、洗浄力が強すぎない低刺激のもの(当院では資生堂 2e(ドゥーエ)シャンプーを推奨)を選んでください。
- ② シャンプーの仕方が間違っている
- 爪を立てて洗う・熱いお湯で洗う・すすぎが不十分——これらは全て頭皮を傷め、脂漏性皮膚炎を悪化させます。
- ③ 洗いすぎ・脱脂しすぎ
- 1日2回以上のシャンプーや洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮のバリアを壊して「リバウンド」的に皮脂が増加します。
- ④ そもそも脂漏性皮膚炎ではない
- 乾癬・頭部白癬(しらくも)・アトピー性皮膚炎の頭皮症状と脂漏性皮膚炎は見た目が似ていることがあります。誤った自己診断で別の疾患を脂漏性皮膚炎と思い込んでいるケースも。
- ⑤ 生活習慣が改善されていない
- ストレス・睡眠不足・偏った食事・過度の飲酒が続いている限り、薬を使っても再発しやすくなります。
頭皮の脂漏性皮膚炎で来院される方の多くが「フケ用シャンプーを何ヶ月も使っているが治らない」とおっしゃいます。実際の診療現場で感じるのは、シャンプーの問題以前に頭皮の炎症がきちんと治療されていないことがほとんどです。
炎症がある状態でいくらシャンプーを変えても、根本の炎症が残っている限りフケは止まりません。まずステロイド外用と抗アレルギー薬の内服で炎症を確実に抑え、その上でシャンプーの見直しや生活習慣の改善に取り組む——この順序が大切です。シャンプーは洗浄力が強すぎないものを選んでください。当院では皮膚バリアに配慮した資生堂 2e(ドゥーエ)シャンプーをお勧めしています。
正しい洗髪方法とヘアケア
正しい洗い方
- ぬるめのお湯(38℃前後)で予洗いを1分以上行う——皮脂や汚れの大半はお湯だけで落ちる
- 指の腹で優しくマッサージするように洗う——爪を立てない
- すすぎは洗いの2倍の時間をかける——シャンプーの残留が炎症の原因になる
- 洗髪は1日1回——朝晩2回は洗いすぎ
- ドライヤーで速やかに乾かす——自然乾燥は頭皮の蒸れ→マラセチア増殖の原因
やってはいけないこと
- 爪を立ててガリガリ洗う(頭皮を傷つけマラセチアが侵入しやすくなる)
- 熱いお湯で洗う(皮脂を過剰に除去し、リバウンドで皮脂が増える)
- かさぶたを無理に剥がす(出血・炎症の悪化・脱毛)
- 整髪料を頭皮に直接つける(毛穴を塞ぎマラセチアの増殖を助ける)
- 帽子を長時間かぶり続ける(蒸れ→悪化)
皮膚科を受診すべきタイミング
- フケ用シャンプーを2週間以上使っても改善しない
- 頭皮に厚いかさぶたができている
- かゆみが強くて掻かずにいられない
- 脱毛が目立ってきた
- 額の生え際・耳の後ろにも赤みが広がっている
- 乾癬やアトピーとの区別がつかない
処方薬(ステロイド外用+抗アレルギー薬内服)を使えば、市販シャンプーだけでは得られない改善が期待できます。
頭皮のフケ・かさぶた・かゆみはご相談ください
予約不要・当日診療・保険適用。
「何ヶ月もフケが治らない」「脂漏性皮膚炎かどうか分からない」方もお気軽にご来院ください。処方薬は保険適用で市販シャンプーより安い場合がほとんどです。
03-3413-6600 💬 公式LINE土 9:30〜12:00 / 14:00〜17:00
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〒154-0011 東京都世田谷区上馬3-18-11 エルフレア駒沢3F
よくある質問
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
「フケ用シャンプーを何ヶ月も試したが治らない」という相談が非常に多いです。脂漏性皮膚炎の根本原因は皮膚バリアが壊れて皮脂が漏れ出すことであり、炎症が起きている状態です。まずはステロイド外用と抗アレルギー薬の内服で炎症を速やかに抑えることが治療の基本です。炎症が落ち着いた後に補助的に抗真菌薬を使うこともあります。また「頭皮のフケ」と思い込んでいたものが実は乾癬やアトピーだったというケースもありますので、改善しない場合はまず皮膚科で正確な診断を受けてください。
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