【2026年版】花粉症の薬は皮膚科でもらえる?処方薬の種類と費用|駒沢皮膚科

 

 

皮膚科専門医 監修コラム
公開日:2026年3月3日 / 最終更新日:2026年3月3日

花粉症の薬は皮膚科でもらえる?
処方薬の種類・効果・費用を専門医が解説

アレルギー科 保険診療 駒沢皮膚科クリニック|日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 清水 顕
監修:清水 顕(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医) 医療法人社団 誠清会 駒沢皮膚科クリニック 院長
一般皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科

「花粉症の薬って皮膚科でもらえるの?」と疑問に思っている方は多いと思います。皮膚科でも花粉症の処方薬(抗ヒスタミン薬・点鼻薬など)を保険診療で処方できます。

耳鼻科が混雑する花粉シーズンでも、皮膚科なら比較的スムーズに受診でき、かゆみ・湿疹などの皮膚症状と鼻・目の症状をまとめて一度に診てもらえるのが大きなメリットです。

このページでは、皮膚科で処方できる花粉症の薬の種類・市販薬との違い・費用・よくある質問について、駒沢皮膚科クリニックの皮膚科専門医がわかりやすく解説します。

皮膚科で花粉症の薬はもらえるか

結論から言うと、皮膚科でも花粉症の薬(抗ヒスタミン薬など)を保険診療で処方できます。花粉症の薬は「アレルギーを抑える薬」であり、鼻・目の症状だけでなく皮膚のかゆみにも同じ薬が有効です。

皮膚科は花粉皮膚炎(顔や首のかゆみ・湿疹)の専門でもあるため、鼻・目・皮膚のアレルギー症状をまとめて一度の受診で対処できるのが皮膚科受診の大きなメリットです。

🌿 皮膚科で受診するメリット
  • 耳鼻科より空いている:花粉シーズンの耳鼻科は大混雑。皮膚科は比較的スムーズに受診できます
  • 皮膚症状も同時に診られる:顔のかゆみ・目の周りの赤みなど、皮膚トラブルも同時に対応可能
  • 保険診療で対応:処方薬はすべて保険適用。種類も豊富
  • 予約不要・当日受診可:当院は予約不要。気になったらそのまま来院できます

処方薬の種類と特徴

皮膚科で処方できる花粉症の薬は主に以下の4種類です。症状・生活スタイルに応じて組み合わせて処方します。

① 第二世代抗ヒスタミン薬(内服)

花粉症治療の中心となる薬です。かゆみ・くしゃみ・鼻水を抑えるヒスタミンの働きをブロックします。第一世代に比べて眠気が少なく、1日1〜2回の服用で効果が持続します。

薬剤名 一般名 眠気 車の運転 妊娠中 授乳中 服用回数
アレグラ フェキソフェナジン 1日2回
クラリチン ロラタジン 1日1回
デザレックス デスロラタジン × × 1日1回
ビラノア ビラスチン × × 1日1回
(空腹時)
アレロック オロパタジン やや有 注意 × × 1日2回
ザイザル レボセチリジン やや有 注意 × × 1日1回
ルパフィン ルパタジン やや有 注意 × × 1日1回

○:使用可能とされる / △:要相談(安全性が比較的高いとされる薬剤)/ ×:原則使用しない / 注意:添付文書に注意記載あり
※妊娠中・授乳中の方は必ず診察時にご相談ください。薬の効果・副作用には個人差があります。上記は当院採用薬の一部です。最適な薬は医師が判断します。

② 抗ロイコトリエン薬(内服)

鼻づまりが強い方に特に有効な薬です。抗ヒスタミン薬と併用することで、より効果的に症状をコントロールできます。プランルカスト・モンテルカストなどが代表的です。

③ 点鼻薬・点眼薬

鼻症状・目のかゆみが強い場合、内服薬に加えて局所的に使用する点鼻薬・点眼薬を処方することがあります。ステロイド系点鼻薬は鼻づまりに特に有効です。

④ 外用ステロイド薬(塗り薬)

顔・まぶた・首などに花粉皮膚炎の症状がある場合、炎症を抑える外用ステロイド薬を処方します。内服薬と組み合わせることで皮膚症状を効果的にコントロールできます。

処方薬と市販薬の違い

🌿 処方薬が市販薬より優れている点
比較項目 処方薬 市販薬
費用 保険適用(3割負担) 全額自己負担
薬の種類 豊富。症状に最適な薬を選択可能 限られた種類のみ
用量調整 症状に応じて調整可能 固定用量のみ
専門的判断 医師が症状を診て最適な薬を処方 自己判断で選択
妊娠中・授乳中 安全な薬剤を医師が選択 使用可否の判断が難しい
⚠️ こんな方は市販薬より処方薬を
  • 市販薬を飲んでも症状が改善しない
  • 眠気が強くて仕事・運転に支障が出ている
  • 妊娠中・授乳中で薬の選択に迷っている
  • 皮膚症状(顔のかゆみ・湿疹)も同時に出ている
  • 毎年花粉症がひどく、早めに対策したい

眠くならない薬の選び方

花粉症の薬で眠気が心配な方は多いですが、第二世代抗ヒスタミン薬の中でも眠気の少ない薬剤を選ぶことで、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

🚗 運転・仕事への影響が少ない薬(当院処方例)
  • アレグラ(フェキソフェナジン):眠気が最も少ない薬剤の一つ。車の運転に関する制限なし
  • クラリチン(ロラタジン):眠気が少なく1日1回。運転への影響が少ない
  • デザレックス(デスロラタジン):クラリチンの改良版。効果が持続しやすい
  • ビラノア(ビラスチン):効果発現が速い。ただし空腹時服用が必要

どの薬が最適かは、症状の程度・生活スタイル・他の薬との飲み合わせによって異なります。診察時に詳しくご相談ください。

妊娠中・授乳中の方へ

妊娠中・授乳中の花粉症治療は、自己判断での市販薬使用よりも医師の処方を受ける方が安全です。皮膚科でも対応可能ですので、ご相談ください。

🌱 妊娠中・授乳中の薬の選択について
  • 妊娠中の方:妊娠週数に応じて安全性の高い薬剤を選択します。妊娠16週以降はリスクが低くなります。クラリチン・アレグラなどが比較的安全とされています
  • 授乳中の方:クラリチン(ロラタジン)は授乳中も使用可能とされる薬剤です。母乳への移行量が少ないとされています
  • 妊娠を希望している方:安全性の高い薬剤を選択しますので、事前にご相談ください

※いずれも診察時に詳しくご確認ください。自己判断での服薬はリスクがある場合があります。

初期療法(花粉シーズン前からの服薬)

花粉飛散が始まる2週間程度前から抗ヒスタミン薬を服用し始める「初期療法」は、シーズン中の症状を大幅に軽減できる可能性があります。皮膚科でも対応しています。

💡 初期療法のポイント
  • 東京・神奈川では例年2月上旬〜中旬に飛散開始。1月下旬〜2月初旬の受診がベスト
  • 症状が出てから飲み始めるよりも、予防的に服用した方が効果が高いとされています
  • 昨年の花粉シーズンに辛かった方は、今年は早めにご来院ください

アレルギー検査(View39)

「自分がどの花粉に反応しているかわからない」という方には、1回の採血で39種類のアレルゲンを調べられるView39検査をご提案しています。

🔬 View39で調べられる主なアレルゲン
  • 花粉系(19種類):スギ・ヒノキ・ハンノキ・ブタクサ・ヨモギ・カモガヤ など
  • ダニ・ハウスダスト(2種類):通年性アレルギーの原因
  • 食物アレルギー(13種類):卵・牛乳・小麦・そば・ピーナッツ など
  • その他(5種類):犬・猫・ゴキブリ・カビ など

アレルゲンが特定されると、より的確な治療・予防が可能になります。費用は保険適用(3割負担)で約5,000円です。

費用について(保険診療)

花粉症の診察・処方はすべて保険診療で受けられます。3割負担を目安とした費用の目安は以下の通りです。

内容 費用目安(3割負担)
初診料 約800〜1,000円
再診料 約300〜400円
処方薬(抗ヒスタミン薬・1ヶ月分) 約500〜1,500円
処方薬(抗ロイコトリエン薬・1ヶ月分) 約500〜1,000円
View39アレルギー検査 約5,000円

※上記はあくまでも目安です。処方内容・検査の組み合わせにより変動します。市販薬(1,500〜3,000円/月)と比べても処方薬の方がコストパフォーマンスが高いケースが多いです。

リスク・副作用・注意事項

⚠️ 治療薬に関する主な注意事項
  • 眠気:薬剤によっては眠気が生じる場合があります。車の運転への影響がある薬剤は処方時にご説明します
  • 口の渇き・排尿障害:一部の薬剤で生じる場合があります
  • 腎機能への影響:腎臓病のある方は使用できない薬剤があります。必ずお申し出ください
  • 他の薬との飲み合わせ:他科で処方されている薬がある場合は必ずお伝えください
  • 効果が出ない場合:症状が改善しない場合は早めに再診し、薬の変更を検討します

よくある質問(FAQ)

花粉症だけでも皮膚科に行っていいですか?
はい、もちろんです。皮膚症状がなくても、花粉症の薬をもらうために皮膚科を受診していただけます。当院では保険診療で抗ヒスタミン薬などを処方しています。耳鼻科が混雑する時期は特に、皮膚科への受診をご検討ください。
耳鼻科と皮膚科、どちらに行けばいいですか?
鼻・目の症状だけであれば耳鼻科・眼科が専門ですが、顔や首のかゆみ・湿疹など皮膚症状も出ている方は皮膚科が適しています。当院では花粉症の内服薬と皮膚の治療を同時に行えます。
アレグラやクラリチンは皮膚科でも処方してもらえますか?
はい、処方できます。アレグラ(フェキソフェナジン)・クラリチン(ロラタジン)・ビラノア・アレロックなど、主要な第二世代抗ヒスタミン薬はすべて処方可能です。症状や生活スタイルに合った薬を選択します。
処方薬は市販薬と同じ成分ですか?
同じ成分のものもあります(例:アレグラの市販版「アレグラFX」)。ただし処方薬は保険適用で、医師が症状に合わせて最適な薬を選べるため、市販薬より効果的なケースが多いです。
花粉症を根本から治したいのですが、皮膚科でできますか?
はい、当院では「舌下免疫療法」を行っています。スギ花粉・ダニアレルギーに対してアレルゲンを少量ずつ取り込み、アレルギー反応を根本から和らげる治療法です。最低3年の継続が必要ですが、長期的な改善が期待できます。詳しくは院内でご相談ください。
子どもの花粉症も皮膚科で診てもらえますか?
はい、小児の花粉症も診察しています。お子様の年齢・体重に応じた適切な薬剤を処方します。肌荒れや湿疹が一緒に出ている場合も、皮膚科で一度に対応できます。
何科に行くか迷っています。皮膚科でいいですか?
鼻・目・皮膚のいずれかにアレルギー症状がある方は皮膚科で対応できます。特に「顔がかゆい」「目の周りが赤い」など皮膚症状を伴う場合は皮膚科が最適です。症状に迷ったらまずご来院ください。

ご予約・アクセス

予約不要・当日すぐ受診できます。
受付順の診療で、待ち時間の短縮に努めています。
花粉症の薬だけ欲しい方も、そのままお気軽にご来院ください。

🚉 駒沢大学駅直結 ⏰ 平日 19時まで 📅 土曜 17時まで

月・火・水・金 9:30〜12:00 / 15:00〜19:00
土 9:30〜12:00 / 14:00〜17:00
木・日・祝 休診
〒154-0011 東京都世田谷区上馬3-18-11 エルフレア駒沢3F
監修医師情報
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医)
清水 顕(しみず あきら)
駒沢皮膚科クリニック 院長
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
■ 経歴
  • 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科入局
  • 同附属病院 救急科麻酔部にて全身管理を習得(研修医時代)
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 山梨医科大学附属病院 皮膚科 医局長 歴任
  • 2003年 駒沢皮膚科クリニック 開業(開業20年以上)
■ 専門分野

皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科

■ 資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚学会 会員
  • 日本臨床皮膚科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
■ 研究業績
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 平成13〜14年度 文部科学省科学研究費助成(研究代表)
  • 研究テーマ:血小板由来成長因子(PDGF)のシグナル伝達機構および癌化調節機構の検討
■ 監修医師より

花粉症の薬は「耳鼻科でもらうもの」と思われがちですが、皮膚科でも同じ処方薬を保険診療で提供できます。特に顔・首のかゆみや湿疹を伴う方は、皮膚症状と花粉症を同時に診られる皮膚科が最適です。「どこに行けばいいかわからない」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

本コラムは医師の専門的見解を記したものです。個別の症状・治療方針については、必ず医師の診察を受けた上でご判断ください。処方薬の効果・副作用には個人差があります。比較・効果の保証・患者体験は含みません。(医療広告ガイドライン準拠)
監修

清水 顕

Shimizu Akira

経歴
山梨医科大学 卒業
同大学皮膚科教室 入局
同大学救急部麻酔科
癌研究会癌研究所生化学部
スェーデン ルードヴィック癌研究所研究員
山梨医科大学皮膚科助手
山梨医科大学皮膚科医局長
平成15年11月 当院開院
資格・所属学会
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 取得
日本皮膚学会
日本臨床皮膚科学会
日本アレルギー学会所属
日本美容皮膚科学会

SNS
インスタ:https://www.instagram.com/komazawa_hifuka_clinic/
note:https://note.com/komazawahifuka/n/n747388240572

診療科目
●一般皮膚科
湿疹、ニキビ、アトピー、水虫、じんましん、イボ、ウオノメ、ほくろ、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、自家感作性皮膚炎、帯状疱疹、伝染性膿痂疹、熱傷、伝染性属種、老人性色素斑、円形脱毛症、巻き爪・陥入爪、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、皮脂欠乏性湿疹、伝染性軟属腫、脂漏性皮膚炎、酒さ様皮膚炎、シミ・肝斑・あざ、小児皮膚科

●形成外科
ほくろ・良性腫瘍、目のまわりのできもの、粉瘤、眼瞼下垂、経結膜脱脂術、傷跡、巻き爪・陥入爪

●アレルギー科
花粉症、舌下免疫療法

●美容皮膚科
HIFU(ハイフ)、フォトフェイシャル M22、Qスイッチルビーレーザー、スーパーパルス CO2
レーザー、医療レーザー脱毛、ケミカルピーリング、マッサージピール、リバースピール、イオン導入、プラセンタ、男性型脱毛症、女性型脱毛症、ヒアルロン酸、GeneoX、ルビーフラクショナルレーザー

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