ルビーフラクショナルレーザー

ルビーフラクショナルレーザーは、Qスイッチルビーレーザーを微細な点状に照射し、肌への負担を抑えながらメラニン色素を選択的に破壊する治療です。従来のレーザーよりもマイルドな刺激で、シミ・そばかす・くすみなどの色素トラブルを改善し、肌全体のトーンを均一に整えます。点状照射によって周囲の正常な皮膚が再生を促し、施術後の回復が早いことも特徴です。また、コラーゲンの生成を促進するため、肌のハリや質感改善も期待できます。ダウンタイムを抑えつつ、透明感のある明るい肌を目指したい方におすすめの美肌治療です。

ルビーフラクショナルレーザーの特長

■メラニン選択性が高い
ルビーレーザーは、メラニン色素に吸収されやすく作用しやすいため、色素系の悩みにアプローチしやすい性質があります。

■肌全体のトーン均一化に適す
点状に広く照射することで、シミやくすみが点在する肌を「面」で整える効果が期待できます。

■安定した出力で効果的な治療
フラクショナル方式により、ダメージのない皮膚部分が残るため、赤み・かさぶたなどの回復が早く、日常生活への影響を抑えやすい傾向があります。

■色素沈着リスクを抑える設計
照射法の工夫により、炎症後色素沈着のリスクを低めに抑えることが可能とされるケースもあります。

■肌再生・ハリ改善の期待
点状照射による微小な刺激が、真皮層のコラーゲン生成や皮膚のターンオーバーを誘導し、肌のハリ・キメ改善にもつながる可能性があります。

このような方におすすめです

  • 顔全体のくすみ・色ムラを改善したい
  • 複数の小さなシミ・そばかすが点在している
  • 他のレーザー照射後に残った色ムラやシミを整えたい
  • 長期のダウンタイムが確保しにくい方
  • ADM（後天性真皮性色素斑）を併せてケアしたい方（状態による）
施術の流れ

Qスイッチルビーレーザーの施術の流れ

STEP.01
カウンセリング・肌診断
お悩み・希望を伺ったうえで、肌状態、シミの種類（浅い・深い・混合型など）を見極めます。
STEP.02
麻酔について
痛みの感じ方には個人差があるため、ご希望により表面麻酔クリームを併用します。
STEP.03
照射（フラクショナル形式）
微細なドット状にレーザーを照射。全体のムラを整えるように丁寧に進めます。
STEP.04
冷却・鎮静処置
照射後はクールダウン処置を行い、赤み・ほてりを抑えます。
STEP.05
アフターケアの指導
保湿・低刺激ケア、紫外線対策の徹底などをお伝えし、回復をサポートします。
施術カード

ルビーフラクショナルレーザーが有効な治療

フラクショナルルビーレーザーが有効な治療 老人性色素斑

加齢や紫外線の影響で顔や手の甲などにできる境界のはっきりした褐色のシミです。フラクショナルルビーレーザーはメラニンを分解し、肌本来の明るさを取り戻します。

フラクショナルルビーレーザーが有効な治療 そばかす（雀卵斑）

遺伝的要因が関係する小さな褐色の斑点で、主に頬や鼻の周りに現れます。レーザー照射により色素を薄くし、透明感のある肌へ導きます。

フラクショナルルビーレーザーが有効な治療 ADM

思春期以降に両頬などに現れる灰褐色〜青みがかったシミで、真皮層にメラニンが沈着しているのが特徴です。より深い層に作用できるルビーレーザーの波長が有効です。

フラクショナルルビーレーザーが有効な治療 肌のくすみ・色むら

紫外線や乾燥、ターンオーバーの乱れによって生じる肌のにごりを改善。肌の再生を促し、明るく均一な肌色に整えます。

ルビーフラクショナルレーザーのよくある質問

Q どんな症状に効果がありますか？

A 老人性色素斑（シミ）やそばかす、ADM（後天性真皮メラノサイトーシス）などの色素性疾患に効果があります。また、肌のくすみ・色むらの改善、毛穴の引き締め、ハリの向上といった美肌効果も期待できます。

Q 治療中の痛みはありますか？

A 照射時には軽いチクチクとした刺激を感じることがありますが、麻酔クリームを併用することで痛みは大幅に軽減できます。多くの方が「耐えられる程度の刺激」と感じられます。

Q ダウンタイムはどのくらいですか？

A 治療後は軽い赤みやほてりが1〜2日程度残る場合がありますが、メイクは翌日から可能です。照射後の肌は一時的に乾燥しやすくなるため、しっかりと保湿・紫外線対策を行ってください。

Q 何回くらいの施術で効果が実感できますか？

A 肌の状態や目的にもよりますが、一般的には3〜5回程度の施術で徐々にトーンアップやシミの改善を実感される方が多いです。継続的な施術により、より透明感のある肌へ導きます。

注意点・リスク・アフターケア

＜注意点＞
・強い日焼け直後や肌荒れ時は施術できない可能性があります
・光過敏症、ケロイド体質、アートメイク部位などは慎重適用または不可となる場合があります
・妊娠中・授乳中の治療は原則として控えます
・施術前のピーリングや強刺激処置は避けていただくことがあります

＜想定される症状・リスク＞
・一時的な赤み・熱感・ヒリヒリ感
・点状のザラつき（微小なかさぶた様のもの）
・まれに炎症後色素沈着
・ごく稀に瘢痕や色素脱失

＜アフターケアのポイント＞
・強い摩擦・刺激を避け、優しく洗顔・保湿
・UVケアは必須（高SPF・PA＋＋＋以上を推奨）、外出時は日傘や帽子も併用
・かさぶたは自然に剥がれるのを待つ
・激しい運動・飲酒・高温環境（サウナ・過度な入浴）は初日〜翌日にかけて控える

ルビーフラクショナルレーザーの料金

頬のシミ ¥33,000(税込)