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駒沢皮膚科クリニック|診療案内

アトピー性皮膚炎の注射治療
デュピクセント(デュピルマブ)|対象・費用・副作用

保険適用 予約不要 自己注射に対応 駒沢大学駅直結|日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
監修:清水 顕(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士) 医療法人社団 誠清会 駒沢皮膚科クリニック 院長
一般皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科|最終更新日:2026年7月14日

デュピクセント(一般名:デュピルマブ)は、既存の外用治療等で十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎に用いられる生物学的製剤です。アトピー性皮膚炎の炎症に関わるIL-4・IL-13の働きを抑え、皮疹とかゆみの改善を目指します。

治療の対象になるかどうかは、現在の外用治療の内容、皮疹の範囲や強さ、かゆみ、睡眠や仕事・学業への影響等を確認して判断します。初診当日に投与を開始する治療ではなく、診察結果や事前確認の内容によっては、別日に導入する場合があります。

当院で対応していること
  • 皮膚科専門医が、現在の治療内容と重症度を確認します
  • 抗炎症外用薬・保湿剤の使い方も含めて、治療全体を見直します
  • 導入時は院内で投与方法をご説明し、医師が適切と判断した場合に自己注射の手技指導を行います
  • 効果と副作用を確認しながら、継続の可否を判断します
  • 当院での導入が適さないと判断した場合は、対応可能な医療機関をご案内します
外用薬で改善が乏しい かゆみで眠れない 良くなっても繰り返す 注射治療を検討したい 費用を知りたい 他院で導入済み・転居した

アトピー性皮膚炎の注射治療「デュピクセント」とは

デュピクセント(デュピルマブ)の製剤画像
出典:e-MR サノフィ株式会社

デュピクセントは、アトピー性皮膚炎の炎症に関わるサイトカイン(IL-4・IL-13)のシグナルを抑える注射薬(生物学的製剤)です。皮膚の表面に塗る外用薬とは異なり、皮膚の内部で続いている炎症の伝達経路に作用します。国内で承認され、保険が適用される治療です。

アトピー性皮膚炎のほか、複数の疾患に適応があります。皮膚科領域で当院が対応できる範囲については、診察時にご確認ください。

デュピクセントの対象となる方

アトピー性皮膚炎では、ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬等による適切な治療を一定期間行っても十分な効果が得られず、強い炎症を伴う皮疹が広範囲に及ぶ場合に、デュピクセントが選択肢となります。適応は年齢だけで決まるものではなく、皮疹の状態、これまでの治療歴、かゆみや生活への影響等を確認して医師が判断します。

⚠️ 治療を始める前にご確認ください
  • デュピクセントは単独で完結する治療ではなく、抗炎症外用薬・保湿剤との併用が前提です
  • 初診当日に投与を開始する治療ではありません。診察と事前確認が必要です
  • 治療反応は通常16週までに得られるとされており、16週までに反応が得られない場合は投与中止を考慮します
  • 投与間隔や投与量を自己判断で変更しないでください

承認上の年齢・体重

承認上は、既存治療で効果不十分な、生後6か月以上かつ体重5kg以上の患者さんが対象となり得ます。投与量と投与間隔は年齢・体重によって異なります。

当院での小児への対応

当院での小児への導入の可否は、年齢、体重、重症度、これまでの治療内容等を確認したうえで判断します。年齢や症状によっては、小児の専門医療機関をご紹介する場合があります。まずは診察でご相談ください。

投与方法(成人の用法)

成人のアトピー性皮膚炎では、初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与します。注射部位は上腕・腹部・大腿です。注射部位や投与方法は、医師・看護師の説明に従ってください。

デュピクセントの投与スケジュール(初回600mg、その後300mgを2週間隔)を示した図
出典:e-MR サノフィ株式会社

投与間隔や投与量を自己判断で変更せず、必ず処方医の指示に従ってください。小児では年齢・体重によって投与量と投与間隔が異なります。

自己注射について

デュピクセントは、医師が適切と判断した場合に自己注射(ご自宅での注射)へ移行できます。当院では、注射器の使い方、注射部位、保管方法、廃棄方法等をご説明します。

自己注射への移行の可否は、医師が症状、治療経過、注射手技の習得状況、安全性確認の必要性などを踏まえて判断します。移行の時期、院内で投与する回数、再診の間隔、処方本数は患者さんごとに異なります。自己注射をご希望の場合でも、症状や手技の習得状況等により、院内での投与を続けることがあります。

当院での導入の流れ

1
診察・適応の確認(予約不要)

現在の治療内容、皮疹の範囲と強さ、かゆみや生活への影響を確認し、デュピクセントが適応となるかを皮膚科専門医が判断します。

2
治療内容・費用のご説明

期待できることと注意すべき点、薬剤費の目安、高額療養費制度の概要をご説明します。ご検討のうえで開始を決めていただきます。

3
導入・投与方法のご説明

導入時は院内で投与方法をご説明します。院内で投与する回数は、患者さんの状況によって異なります。

4
自己注射の手技指導(医師が適切と判断した場合)

注射器の使い方・注射部位・保管方法・廃棄方法をご説明します。移行の時期は患者さんごとに異なります。

5
再診で効果・副作用を確認

皮疹とかゆみの変化、副作用の有無、外用薬の使用状況を確認しながら、継続の可否を判断します。再診の間隔は患者さんごとに異なります。

費用(薬剤費の目安)

デュピクセントは保険適用の治療です。以下は3割負担の場合の薬剤費の目安です。

項目3割負担の薬剤費目安
デュピクセント300mgペン 1本約16,100円
成人の初回投与 600mg(2本)約32,200円
2回目以降 300mg(1本)約16,100円

※上記は薬価をもとにした薬剤費の目安です(薬価確認日:2026年7月14日)。診察料、在宅自己注射に関する指導管理料、検査料、外用薬・保湿剤等の費用は別途かかる場合があります。実際の窓口負担は、負担割合、診療内容、処方本数、薬価改定等により異なります。正確な費用は診察時にご確認ください。

高額療養費制度について

公的制度により負担が軽減される場合があります

高額療養費制度は、毎月1日から末日までの医療費の自己負担額が、年齢や所得等に応じた上限額を超えた場合に適用される制度です。対象となるか、自己負担上限額がいくらになるか、医療機関と薬局の支払いをどのように合算するかは、加入している健康保険によって異なります。

マイナ保険証や限度額適用認定証を利用できる場合がありますが、病院と薬局の支払いが窓口で自動的に合算されない場合もあります。詳しくは、ご加入の健康保険組合、協会けんぽ、共済組合等へご確認ください。

健康保険組合によっては「付加給付」という独自の給付が設けられていることがありますが、すべての保険者にある制度ではありません。当院では制度の概要をご案内できますが、適用の最終判断は加入している保険者が行います

受診をご検討の方へ

予約不要・受付時間内に受診できます

症状が続く、繰り返す、現在の治療で十分な改善が得られない場合は、皮膚科でご相談ください。診察のうえ、治療方針を医師が判断します。

📞03-3413-6600

電話で診療時間を確認する

💬 公式LINE(診療案内)

※LINEは予約受付・医療相談の窓口ではありません。診療案内のご確認にご利用ください。

🚉 駒沢大学駅直結 ⏰ 平日 19時まで 📅 土曜 17時まで 🩺 予約不要
月・火・水・金 9:30〜12:00 / 15:00〜19:00
土 9:30〜12:00 / 14:00〜17:00
木・日・祝 休診
〒154-0011 東京都世田谷区上馬3-18-11 エルフレア駒沢3F

副作用と、連絡が必要な症状

重大な副作用

デュピクセントでは、重大な副作用として、重篤な過敏症(アナフィラキシー)、急性汎発性発疹性膿疱症、好酸球増加症等が報告されています。喘息治療中の患者さんでは、好酸球性肺炎や好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の報告もあります。

次の症状が現れた場合は、次回の受診を待たず速やかに医療機関へご連絡ください
  • 息苦しさ、呼吸困難、咳・息切れ
  • 顔や唇の腫れ、じんましん、広い範囲の皮膚の赤み
  • 血圧低下、めまい・ふらつき、意識が遠のく感じ
  • 発熱を伴う膿疱
  • 手足のしびれや動かしにくさ
  • 急な全身状態の悪化

その他の副作用

このほか、眼症状(結膜炎・眼瞼炎など)、口腔ヘルペス等の感染症、注射部位反応、頭痛・発疹・発熱・関節痛などが報告されています。

副作用と思われる症状が出た場合も、自己判断で投与を中止したり、投与間隔を変更したりせず、処方医へご相談ください。症状によっては眼科の受診をご案内する場合があります。

よくある質問

アトピー性皮膚炎の注射治療にはどのようなものがありますか?
当院では、既存の外用治療等で十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎に対して、デュピクセント(デュピルマブ)による治療を行っています。アトピー性皮膚炎に用いられる注射薬はほかにもあり、適応となる年齢・症状・投与方法は薬剤ごとに異なります。どの治療が適しているかは、診察のうえ医師が判断します。
デュピクセントは誰でも受けられますか?
誰でも受けられる治療ではありません。現在の外用治療、皮疹の状態、かゆみや生活への影響、年齢・体重等を確認し、医師が適応を判断します。
デュピクセントの1ヶ月の費用はいくらですか?
成人のアトピー性皮膚炎では2週間隔の投与となるため、通常1ヶ月あたり300mg×2本が目安です。3割負担の場合、薬剤費の目安は約32,200円です(薬価確認日:2026年7月14日)。初回は600mgとなるため本数が異なります。診察料、在宅自己注射に関する指導管理料、検査、併用する外用薬等は別途かかる場合があり、実際の窓口負担は負担割合・診療内容・薬価改定等により異なります。
デュピクセント6本でいくらですか?
300mgペン6本の場合、3割負担での薬剤費の目安は約96,600円です(薬価確認日:2026年7月14日)。診察料や指導管理料等は含みません。1ヶ月の自己負担額が上限を超える場合は、高額療養費制度の対象となることがあります。
デュピクセントの高額療養費は年収いくらまで対象ですか?
高額療養費制度に「年収いくらまで」という一律の上限はなく、年齢と所得区分に応じて1ヶ月あたりの自己負担上限額が定められています。所得が高いほど上限額も高くなります。対象となるか、上限額がいくらになるかは、ご加入の健康保険組合・協会けんぽ・共済組合等が判断します。当院では制度の概要をご案内できます。
デュピクセントは何年くらい続ければ良いですか?
全員に共通する終了時期はありません。効果、副作用、外用治療の状況、生活への影響等を確認しながら、継続の可否を医師と検討します。自己判断で中断しないでください。
自己注射にできますか?
医師が適切と判断し、注射手技を確認できた場合は自己注射へ移行できます。移行の時期、院内で投与する回数、再診の間隔や処方本数は患者さんごとに異なります。
注射の間隔を4週間にできますか?
成人のアトピー性皮膚炎で承認されている投与方法は、初回600mg、その後300mgを2週間隔です。投与間隔を自己判断で変更せず、処方医の指示に従ってください。
初診当日に注射できますか?
初診では、現在の治療内容や重症度等を確認します。診察結果や事前確認が必要なため、初診当日の投与開始を保証するものではありません。
他院でデュピクセントを導入済みですが、引き継いでもらえますか?
転居やお仕事の都合による治療の引き継ぎのご相談に対応しています。現在の治療内容が分かるもの(お薬手帳・紹介状など)をお持ちのうえ、受付時間内にご来院ください。診察のうえ、当院で継続可能かを判断します。

参考情報

  • デュピクセント 電子添文(サノフィ株式会社) 最終確認日:2026年7月14日
  • 日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 最終確認日:2026年7月14日
  • 厚生労働省 高額療養費制度 最終確認日:2026年7月14日
担当医師情報
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
清水 顕(しみず あきら)
駒沢皮膚科クリニック 院長/医学博士
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

経歴
  • 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科入局
  • 同附属病院 救急科麻酔部にて全身管理を習得(研修医時代)
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 山梨医科大学附属病院 皮膚科 医局長 歴任
  • 2003年 駒沢皮膚科クリニック 開業(開業20年以上)

専門分野

皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科


資格・所属学会
  • 医学博士
  • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 会員
  • 日本臨床皮膚科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員

研究業績
  • 平成13-14年度「血小板由来成長因子(PDGF)のシグナル伝達機構及び癌化調節機構の検討」にて文部科学省科学研究費助成
  • 隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)の研究にて日本皮膚科学会 基礎医学研究費(資生堂寄付)助成

担当医師より

デュピクセントは、従来の外用治療等で十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎に対する治療の選択肢の一つです。効果には個人差があり、抗炎症外用薬や保湿剤との併用、副作用、費用、通院の方法まで含めて検討する必要があります。当院では、治療を開始する前に期待できることと注意すべき点をご説明し、開始後も経過を確認しながら継続の可否を判断します。「自分が対象になるのか知りたい」という段階でのご相談も承ります。

本ページは一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断や治療効果を保証するものではありません。実際の治療方針は、症状、年齢、既往歴、使用中の薬等を確認したうえで医師が判断します。患者様の体験談は掲載していません。

受診のご案内・アクセス

予約不要・保険診療・当日受付

診察では、現在の症状、これまでの治療、使用中の薬等を確認します。デュピクセントの導入や当日の治療開始を保証するものではありません。

受診時にお持ちいただくもの
  • マイナ保険証または資格確認書
  • お薬手帳・現在使用している薬(外用薬・市販薬を含む)
  • 過去の検査結果、他院からの紹介状(お持ちの場合)
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