ニキビ跡|赤み・色素沈着・クレーターの消し方・治療法を解説|駒沢皮膚科クリニック

ニキビ跡|赤み・色素沈着・クレーターの消し方・治療法を解説|駒沢皮膚科クリニック
皮膚科専門医 監修コラム
最終更新:2026年6月

ニキビ跡の消し方|赤み・色素沈着・クレーターのタイプ別の治療法を解説

皮膚科専門医 監修 保険・自費対応 駒沢大学駅直結
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
監修:清水 顕(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医) 医療法人社団 誠清会 駒沢皮膚科クリニック 院長

「ニキビは治ったのに、赤みや茶色い跡が残った」「クレーターのような凹みが気になる」——ニキビ跡は、多くの方が悩む肌トラブルです。ひとくちに「ニキビ跡」といっても、赤み・色素沈着(茶色)・クレーター(凹み)の3タイプがあり、タイプによって治しやすさも対処法も大きく異なります。

このページでは、ニキビ跡のタイプ別の特徴・消し方・治療法を皮膚科専門医が解説します。セルフケアでできること・できないこと、皮膚科での治療まで、正直にお伝えします。

📌 このページでわかること
  • ニキビ跡の3つのタイプ(赤み・色素沈着・クレーター)の見分け方
  • タイプ別の治しやすさと対処法
  • セルフケアでできること・できないこと
  • 皮膚科・美容皮膚科での治療の選択肢
  • これ以上ニキビ跡を増やさないために大切なこと

ニキビ跡の3つのタイプ

ニキビ跡は大きく3つのタイプに分けられます。まず自分のニキビ跡がどのタイプかを知ることが、正しい対処の第一歩です。

タイプ見た目治しやすさの目安
赤み(炎症後紅斑)ニキビが治った後の赤い跡比較的改善が期待しやすい
色素沈着(炎症後色素沈着)茶色っぽいシミのような跡時間はかかるが改善が期待できる
クレーター(瘢痕)凹んだ・凸凹した跡難しい。セルフケア・保険治療では改善が困難

このように、赤み・色素沈着は時間やケアで薄くなりやすい一方、クレーター(凹み)は組織が損傷しているため改善が難しいのが正直なところです。だからこそ、跡が残る前のニキビ治療が何より大切になります。

①赤み(炎症後紅斑)の消し方

ニキビが治った後に残る赤みは、炎症によって毛細血管が広がったり、肌が敏感になっている状態です。3タイプの中では比較的改善が期待しやすい跡です。

  • 時間経過で薄くなることが多い——数ヶ月かけて徐々に落ち着くことがあります
  • 今あるニキビをしっかり治す——新しい炎症を防ぐことが赤み軽減につながります
  • 紫外線対策・保湿——刺激を避け、肌のバリアを整える
  • 光治療(フォトフェイシャルM22)——ニキビ専用フィルターを使い、赤みや炎症性ニキビにアプローチする美容的な選択肢があります

②色素沈着(茶色)の消し方

茶色っぽいニキビ跡は、炎症によってメラニンが増えてできた「炎症後色素沈着」です。シミと似たメカニズムで、時間はかかりますが改善が期待できるタイプです。

  • ターンオーバーとともに薄くなる——数ヶ月〜年単位で徐々に薄くなることがあります
  • 紫外線対策が必須——日焼けは色素沈着を濃くするため、遮光が重要
  • ケミカルピーリング——古い角質の処理を促し、色素沈着のケアに用いられます
  • こすらない・刺激しない——摩擦は色素沈着を悪化させます
自分で潰す・こするのは厳禁:ニキビを潰したり、跡が気になってこすると、かえって色素沈着が濃くなります。色素沈着は「作らない・悪化させない」ことが何より大切です。

③クレーター(凹み)の対処

クレーター状の凹んだニキビ跡は、炎症が真皮(皮膚の深い層)にまで及び、組織が壊れてしまった状態です。3タイプの中で最も難しく、セルフケアや保険診療の塗り薬で改善することは困難です。

市販薬・化粧品で「クレーターが消える」とうたうものもありますが、すでにできた凹みを塗り薬だけで元に戻すことは難しいのが現実です。改善を目指す場合、美容皮膚科でのレーザーや専門的な施術が選択肢になりますが、それでも完全に元通りにするのは難しく、複数回の治療が必要です。クレーターは「できてから治す」より「作らないこと(=早めのニキビ治療)」が何より重要です。

セルフケアでできること・限界

ニキビ跡のセルフケアには、できることと限界があります。正しく理解して、無理に悪化させないことが大切です。

✅ セルフケアでできること
  • 紫外線対策(色素沈着の悪化予防)
  • 保湿・肌のバリアを整える
  • こすらない・潰さない・刺激しない
  • 今あるニキビを悪化させない(新しい跡を作らない)
  • メイクで上手にカバーする——「ノンコメドジェニックテスト済み」のコンシーラー・ファンデーションを選び、新しいニキビを作らないようにカバーします。落とすときはこすらず、やさしくメイクオフしましょう
⚠️ セルフケアの限界

市販薬や化粧品でできるのは、主に「これ以上悪化させない」「肌の調子を整える」ところまでです。すでにできたクレーター(凹み)や、なかなか消えない赤み・色素沈着は、セルフケアだけでは改善が難しいことがあります。長く悩んでいる場合は、皮膚科で相談することをおすすめします。

皮膚科・美容皮膚科での治療

皮膚科・美容皮膚科では、ニキビ跡のタイプに応じた治療を行います。当院では、まず今あるニキビを保険診療でしっかり治療し、跡に対しては状態に合わせて自費の美容治療をご提案します。

当院のニキビ跡へのアプローチ
  • ケミカルピーリング——色素沈着・肌のターンオーバーにアプローチ
  • フォトフェイシャルM22——赤み・色素沈着にアプローチする光治療。ニキビ専用フィルターを備え、炎症性ニキビや赤みに対応できます
  • 今あるニキビの保険治療——新たな跡を防ぐことが、跡対策の基本

美容治療の期間・回数・費用の目安

自費の美容治療について、治療間隔・回数・費用の目安は次の通りです。ニキビ跡は一度の治療で完了するものではなく、肌のターンオーバーに合わせて継続することが大切です。

治療名対象となるニキビ跡間隔・回数の目安費用の目安(当院)
ケミカルピーリング色素沈着(茶色)・肌の状態2〜4週間に1回/まずは5回程度〜1回 5,500円〜(税込)
フォトフェイシャルM22赤み・色素沈着(ニキビ専用フィルター対応)3〜4週間に1回/まずは5回程度〜1回 11,000円〜(税込)

※費用・回数は目安であり、肌の状態により異なります。効果には個人差があり、必要な回数も一人ひとり違います。料金は変更となる場合がありますので、最新の費用・回数は診察時にご案内します。

※自費診療の効果には個人差があり、複数回の施術が必要なことがあります。クレーターなど凹凸のある跡は改善が難しい場合があります。状態を診たうえで適した方法をご提案します。

皮膚科専門医の臨床メモ
ニキビ跡は「治す」より「作らない」が9割

ニキビ跡のご相談で一番お伝えしたいのは、「できてしまったクレーターを元通りにするのは、本当に難しい」という現実です。赤みや色素沈着は時間やケアで薄くなることが多いのですが、凹んだ跡は組織が壊れているため、美容治療をもってしても完全に元に戻すのは難しいのが正直なところです。

だからこそ、私は「今あるニキビをしっかり治すこと」を最優先におすすめしています。炎症の強い赤ニキビ・黄ニキビを潰したり放置したりせず、早めに治療することが、結果的に一番の「ニキビ跡対策」になります。すでに跡でお悩みの方も、まずは今あるニキビを落ち着かせ、そのうえで跡へのケアを一緒に考えていきましょう。

ニキビ跡でお悩みの方へ

予約不要・駒沢大学駅直結。今あるニキビの治療から跡のケアまで。

「赤み・茶色い跡が消えない」「これ以上跡を増やしたくない」方は、お気軽にご相談ください。

📞03-3413-6600 💬 公式LINE
🚉 駒沢大学駅直結 ⏰ 平日 19時まで 📅 土曜 17時まで 🩺 予約不要

これ以上ニキビ跡を増やさないために

ニキビ跡を増やさない最大のポイントは、「今あるニキビを跡になる前に治す」ことです。炎症が強いニキビ・繰り返すニキビは、跡が残りやすくなります。

  • ニキビを潰さない・触らない——跡が残る最大の原因
  • 炎症の強いニキビは早めに皮膚科へ——赤・黄ニキビは跡になりやすい
  • 繰り返すニキビは根本から治療——保険診療でしっかり治す
  • 紫外線対策を習慣に——色素沈着の予防

よくある質問

ニキビ跡は自然に消えますか?
タイプによります。赤みや色素沈着(茶色)は、時間の経過とともに薄くなることが多いです。一方、クレーター(凹み)は組織が壊れているため自然には元に戻りにくく、改善が難しいのが正直なところです。気になる場合は皮膚科でタイプを確認することをおすすめします。
市販薬でニキビ跡は消せますか?
市販薬や化粧品でできるのは、主に保湿や肌の調子を整え、これ以上悪化させないところまでです。すでにできたクレーターや、なかなか消えない跡を市販薬だけで治すのは難しいことがあります。長く悩んでいる場合は皮膚科にご相談ください。
クレーターのニキビ跡は治りますか?
クレーター(凹み)は3タイプの中で最も難しく、セルフケアや保険診療の塗り薬で元に戻すことは困難です。美容皮膚科でのレーザーなどの選択肢はありますが、完全に元通りにするのは難しく、複数回の治療が必要です。だからこそ、跡になる前のニキビ治療が大切です。
ニキビ跡の赤みはどのくらいで消えますか?
赤み(炎症後紅斑)は、新しい炎症を防いで肌を刺激しないようにすれば、数ヶ月かけて徐々に薄くなることが多いです。ただし個人差があり、なかなか引かない場合は光治療などの選択肢もあります。今あるニキビをしっかり治すことが赤み軽減につながります。
ニキビ跡の治療に保険は使えますか?
今あるニキビそのものの治療(塗り薬・飲み薬)は保険適用です。一方、ニキビ跡の赤み・色素沈着・クレーターに対するピーリングやフォトフェイシャルなどの美容治療は自費診療となります。状態を診たうえで、保険・自費を含めて適した方法をご提案します。
今あるニキビとニキビ跡の治療は同時にできますか?
はい、可能です。むしろ、今あるニキビを保険診療の塗り薬や飲み薬で治療しながら、同時にニキビ跡のケア(ビタミン剤の内服やピーリングなど)を並行して行うことが、これ以上跡を増やさないためにも非常に重要です。診察時にトータルでご提案します。
監修医師情報
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
清水 顕(しみず あきら)
駒沢皮膚科クリニック 院長
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

経歴
  • 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科入局
  • 同附属病院 救急科麻酔部にて全身管理を習得(研修医時代)
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 山梨医科大学附属病院 皮膚科 医局長 歴任
  • 2003年 駒沢皮膚科クリニック 開業(開業20年以上)

専門分野

皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科


資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚学会 会員
  • 日本臨床皮膚科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員

研究業績
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 平成13〜14年度 文部科学省科学研究費助成(研究代表)
  • 研究テーマ:血小板由来成長因子(PDGF)のシグナル伝達機構および癌化調節機構の検討

監修医師より

ニキビ跡のご相談はとても多いですが、お伝えしたいのは「赤みや色素沈着は薄くなりやすいけれど、クレーターを元に戻すのは難しい」という現実です。だからこそ、今あるニキビを跡になる前に治すことが何より大切です。すでに跡でお悩みの方も、まずは今のニキビを落ち着かせ、タイプに合わせたケアを一緒に考えていきましょう。誇大な期待を煽らず、現実的にできることを正直にご提案します。

本コラムは医師の専門的見解を記したものです。記載の治療の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。ニキビ跡のタイプによっては改善が難しい場合があります。個別の症状・治療方針については、必ず医師の診察を受けた上でご自身でお決めください。比較・効果の保証・患者体験は含みません。(医療広告ガイドライン準拠)

ご予約・アクセス

予約不要・駒沢大学駅直結

ニキビ・ニキビ跡でお悩みの方は、まずお気軽にご相談ください。

📞03-3413-6600 💬 公式LINE
🚉 駒沢大学駅直結 ⏰ 平日 19時まで 📅 土曜 17時まで 🩺 予約不要
月・火・水・金 9:30〜12:00 / 15:00〜19:00
土 9:30〜12:00 / 14:00〜17:00
木・日・祝 休診
〒154-0011 東京都世田谷区上馬3-18-11 エルフレア駒沢3F