顎ニキビ・大人ニキビが治らない原因と治し方|繰り返す理由を解説|駒沢皮膚科クリニック
顎ニキビ・大人ニキビが治らない|原因・繰り返す理由と治し方を解説
「顎やフェイスラインに同じようなニキビを繰り返す」「思春期は平気だったのに、大人になってニキビができるようになった」「市販薬を使っても治らない」——顎ニキビ・大人ニキビは、多くの方が長く悩む肌トラブルです。大人のニキビは、思春期のニキビとはできる場所も原因も異なり、繰り返しやすいのが特徴です。
このページでは、顎ニキビ・大人ニキビが治らない・繰り返す原因と、その治し方を皮膚科専門医が解説します。
- 大人ニキビ(顎・フェイスライン)と思春期ニキビの違い
- 顎ニキビが繰り返す・治らない原因
- 「顎ニキビ=内臓の不調」は本当か
- 自分でできるケアと、皮膚科での治療
- 繰り返す大人ニキビを根本から治すには
大人ニキビと思春期ニキビの違い
同じ「ニキビ」でも、思春期と大人ではできる場所も原因も異なります。大人ニキビは顎・フェイスライン・口まわりに繰り返しやすいのが特徴です。
| 項目 | 思春期ニキビ | 大人ニキビ |
|---|---|---|
| できやすい場所 | おでこ・鼻のTゾーン(皮脂の多い部分) | 顎・フェイスライン・口まわりのUゾーン |
| 主な原因 | 皮脂の過剰分泌 | ホルモンバランス・乾燥・生活習慣など複合的 |
| 傾向 | 年齢とともに落ち着くことが多い | 繰り返しやすく、長引きやすい |
| 肌の状態 | 脂っぽい | 乾燥していることも多い |
大人ニキビは「皮脂が多いからできる」とは限らず、乾燥した肌にもできるのがやっかいな点です。そのため、思春期ニキビと同じケア(皮脂を取りすぎる洗顔など)では、かえって悪化することもあります。
顎ニキビ・大人ニキビが繰り返す原因
顎・フェイスラインの大人ニキビが繰り返す背景には、複数の要因が絡んでいます。
- ホルモンバランスの変化——月経周期・ストレスなどでホルモンが変動すると、顎まわりにニキビができやすくなります。特に生理前は、黄体ホルモン(プロゲステロン)が増えて皮脂の分泌が活発になる一方、肌の水分量を保つエストロゲンが減るため、皮脂が増えるのに肌は乾燥するという状態になり、顎・フェイスラインにニキビができやすく・悪化しやすくなります
- 乾燥——肌が乾燥すると角質が厚くなり、毛穴がつまりやすくなります
- ストレス・睡眠不足——皮脂分泌やホルモンに影響します
- 摩擦・刺激——マスク・頬杖・髪の毛などの物理的刺激
- 間違ったスキンケア——洗いすぎ・保湿不足が乾燥を招きます
このように原因が複合的なため、市販薬で一時的に治っても、根本の要因が残っていると繰り返してしまうのが大人ニキビの難しさです。
「顎ニキビ=内臓の不調」は本当?
「顎ニキビは胃腸や子宮の不調のサイン」といった情報を見かけることがあります。しかし、顎ニキビと特定の内臓の不調を直接結びつける明確な医学的根拠は確立していません。
顎まわりのニキビは、ホルモンバランスや乾燥、生活習慣などが関わって起こると考えられています。「内臓が悪いせい」と決めつけて市販の対策を続けるより、皮膚科で肌の状態に合った治療を受けるほうが、改善への近道です。ただし、生活習慣(睡眠・食事・ストレス)が肌に影響するのは事実なので、生活面を整えることは大人ニキビのケアに役立ちます。
自分でできるケア
大人ニキビは、スキンケアと生活習慣の見直しも大切です。思春期ニキビと違い、「皮脂を取りすぎない・乾燥させない」のがポイントです。
- 洗いすぎない——1日2回、泡でやさしく。ゴシゴシ洗いは乾燥を招き逆効果
- しっかり保湿する——乾燥はニキビの原因に。ただ保湿するだけでなく、毛穴を詰まらせにくい水溶性の保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸など)を選ぶのがポイント。皮脂や毛穴の状態が気になる方はビタミンC誘導体配合の製品もおすすめです。いずれもノンコメドジェニック表示のものを選びましょう
- 触らない・つぶさない——頬杖・無意識に触る癖も刺激に。跡が残る原因にも
- 睡眠・食事・ストレスを整える——ホルモンバランスに影響します
- マスクの摩擦に注意——清潔なものを使い、長時間の摩擦を避ける
ただし、セルフケアだけで改善しない・繰り返す場合は、皮膚科での治療が必要です。市販薬で粘りすぎず、早めの受診が跡を残さないことにもつながります。
皮膚科での治療
大人ニキビも、保険適用の塗り薬・飲み薬で治療できます。当院では肌質や繰り返し方に合わせて治療を組み立てます。
- 保険適用の塗り薬——毛穴のつまりや原因菌にアプローチする外用薬
- 飲み薬——炎症が強い場合の抗菌薬、体質に合わせた漢方薬など
- 面ぽう圧出——毛穴のつまりを取り除く処置(保険)
- 自費の美容治療——繰り返すニキビ・跡が気になる場合はピーリングやフォトフェイシャルも
大人ニキビは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)やホルモン周期が関係するため、すぐに治る特効薬があるわけではありません。塗り薬・飲み薬は続けることで効果を発揮します。目に見えるニキビが減ってきても、肌の中には次のニキビのもと(マイクロコメド)が残っているため、まずは2〜3ヶ月を目安に治療を継続することが、繰り返さない肌質づくりにつながります。良くなってきたからと自己判断でやめると再発しやすいため、やめるタイミングは医師とご相談ください。
大人ニキビで来院される方の多くが、「ニキビ=脂」というイメージから、皮脂を取りすぎるケアをしてしまっています。実は大人ニキビは乾燥が関わっていることが多く、洗いすぎ・保湿不足がかえって悪化の原因になっていることがよくあります。
顎やフェイスラインに繰り返すニキビは、自己流のケアで長引かせるより、肌の状態を診て治療したほうが早く落ち着くことが多いです。「もう何年も同じ場所に繰り返している」という方こそ、一度ご相談ください。保険診療でできることから始め、必要に応じて選択肢を広げていきます。
繰り返す顎ニキビ・大人ニキビにお悩みの方へ
予約不要・保険診療対応・駒沢大学駅直結
「市販薬で治らない」「同じ場所に繰り返す」方は、肌質に合った治療をご提案します。
03-3413-6600 💬 公式LINE繰り返す・治らない場合は
保険治療を続けても改善しない・繰り返す重症の大人ニキビには、さらに踏み込んだ選択肢もあります。また、ニキビ跡が気になる方には跡へのケアもご提案します。
- 繰り返す重症ニキビ——保険治療で難しい場合、重症ニキビへの内服治療(イソトレチノイン)という選択肢があります
- ニキビ跡が気になる——赤み・色素沈着・クレーターなど、跡のタイプに応じたケアを行います
📄 ニキビ跡(赤み・色素沈着・クレーター)の治し方 → ニキビ跡のコラム
📄 顎以外の場所(おでこ・鼻・頬など)のニキビの原因 → 部位別ニキビの原因ガイド
よくある質問

医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
- 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科入局
- 同附属病院 救急科麻酔部にて全身管理を習得(研修医時代)
- がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
- スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
- 山梨医科大学附属病院 皮膚科 医局長 歴任
- 2003年 駒沢皮膚科クリニック 開業(開業20年以上)
皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科
- 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
- 日本皮膚学会 会員
- 日本臨床皮膚科学会 会員
- 日本アレルギー学会 会員
- 日本美容皮膚科学会 会員
- がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
- スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
- 平成13〜14年度 文部科学省科学研究費助成(研究代表)
- 研究テーマ:血小板由来成長因子(PDGF)のシグナル伝達機構および癌化調節機構の検討
顎やフェイスラインに繰り返す大人ニキビは、本当に多くの方が悩んでおられます。「内臓が悪いのかな」「体質だから仕方ない」と諦めて、自己流のケアを続けている方も少なくありません。大人ニキビは乾燥やホルモン、生活習慣が複合的に関わるため、思春期ニキビと同じケアでは改善しにくいことがあります。何年も繰り返している方こそ、一度肌の状態を診せてください。保険診療でできることから、一人ひとりに合わせてご提案します。
ご予約・アクセス
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