ニキビができる場所別の原因|おでこ・鼻・頬・顎の意味と治し方|駒沢皮膚科クリニック

ニキビができる場所別の原因|おでこ・鼻・頬・顎の意味と治し方|駒沢皮膚科クリニック
皮膚科専門医 監修コラム
最終更新:2026年6月

ニキビができる場所別の原因と治し方|おでこ・鼻・頬・顎の「意味」を解説

皮膚科専門医 監修 保険診療対応 駒沢大学駅直結
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
監修:清水 顕(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医) 医療法人社団 誠清会 駒沢皮膚科クリニック 院長

「いつも同じ場所にニキビができる」「ニキビができる場所には意味があるの?」——ニキビができる位置が気になる方は多いです。結論からお伝えすると、ニキビができる場所と特定の内臓の不調を直接結びつける医学的根拠は確立していません。

一方で、ニキビができやすい場所には、医学的な理由(皮脂の量・ホルモン・摩擦など)があります。このページでは、部位別のニキビの原因と治し方を皮膚科専門医が解説します。

📌 はじめに:「ニキビができる場所の意味」について

「ニキビができる場所で体の不調がわかる」といった言い伝えを見かけることがありますが、場所と特定の内臓の不調を結びつける医学的な根拠はありません。ニキビは皮脂・毛穴のつまり・アクネ菌・ホルモン・摩擦などで起こる「皮膚の病気」です。ただし、場所ごとに「できやすい理由」は医学的に存在します。このページでは、その皮膚科学的な理由を部位別に解説します。

大前提:TゾーンとUゾーンで原因が違う

顔のニキビは、できる場所によって主な原因が異なります。大きく「Tゾーン」と「Uゾーン」に分けて考えると分かりやすいです。

ニキビができやすい場所の図解。Tゾーン(おでこ・鼻)とUゾーン(顎・フェイスライン)を色分けで示した顔のイラスト
🖼️ ここに顔マップ図解(TゾーンUゾーン)の画像が入ります
推奨サイズ 横700〜800px / 画像URLを上の img src に入れてこの枠を削除
皮脂の多いTゾーン(おでこ・鼻)と、ホルモン・乾燥が関わるUゾーン(顎・フェイスライン)
エリア場所主な原因
Tゾーンおでこ・鼻皮脂の過剰分泌(皮脂腺が多い)
Uゾーン顎・フェイスライン・口周りホルモンバランス・乾燥・生活習慣
頬(ほお)乾燥・外部刺激。大人ニキビができやすく跡になりやすい

このように、皮脂が多い場所(Tゾーン)と、ホルモンや乾燥が関わる場所(Uゾーン)では、できる理由もケアの方向性も変わります。

おでこのニキビ

原因

おでこは皮脂腺が多いTゾーンで、皮脂の過剰分泌が主な原因です。加えて、前髪の刺激・整髪料の付着・洗い残しもニキビを悪化させます。思春期にできやすい部位ですが、大人でも皮脂や生活習慣で繰り返すことがあります。

対策

前髪が触れないようにする、整髪料がおでこにつかないようにする、洗顔・すすぎを丁寧に行うことが基本です。皮脂を取りすぎる洗顔は逆効果になることもあるので注意しましょう。

鼻・鼻の下のニキビ

原因

鼻は顔の中でも皮脂腺が特に多く、毛穴も大きいため、皮脂や角栓がつまりやすい部位です。皮脂づまり(黒ニキビ・白ニキビ)ができやすく、触る癖や毛穴を押し出す行為で悪化・跡になりやすい場所でもあります。鼻の下は、口周りと同様に胃腸・食生活・ホルモン・髭剃りの刺激などが関わることがあります。

対策

毛穴を無理に押し出さない、触らないことが大切です。皮脂が気になっても洗いすぎず、保湿で肌のバランスを整えましょう。

頬のニキビ

原因

頬は皮脂の分泌が比較的少ない部位ですが、大人ニキビができやすく、炎症を起こして跡(赤み・色素沈着・クレーター)になりやすいのが特徴です。乾燥・寝具やマスクの摩擦・頬杖などの外部刺激が関わります。見落とされがちな原因として、スマートフォンを顔に押し当てる長時間の通話(画面の雑菌・摩擦)や、汚れたメイクブラシ・パフ・スポンジの使用(雑菌の繁殖)も、頬ニキビの盲点になりやすい要因です。

対策

しっかり保湿し、頬杖・摩擦などの刺激を避けることが大切です。頬のニキビは跡が残りやすいため、炎症が強い場合は早めに皮膚科で治療することをおすすめします。

顎・フェイスラインのニキビ

原因

顎・フェイスラインはUゾーンの代表で、ホルモンバランス・乾燥・生活習慣が関わる大人ニキビの好発部位です。特に生理前に悪化しやすく、同じ場所に繰り返しやすいのが特徴です。

対策

皮脂を取りすぎず保湿を重視し、睡眠・ストレス・食生活を整えることがポイントです。繰り返す場合は皮膚科での治療が有効です。

口周りのニキビ

原因

口周りは、胃腸の調子・食生活・ホルモンバランス・乾燥などが関わるとされる部位です。また、食事や歯磨き粉・マスクの刺激、拭き取りの摩擦なども影響します。Uゾーンに含まれ、大人ニキビとして繰り返しやすい場所です。

対策

バランスのよい食事と十分な睡眠を心がけ、口周りの乾燥を防ぎます。マスクの摩擦にも注意しましょう。

こめかみ・眉間・背中・胸のニキビ

こめかみ・眉間

ヘアケア製品(シャンプー・整髪料)のすすぎ残しや付着、髪の毛・メガネの摩擦が関わりやすい部位です。洗髪は体や顔を洗う前に行い、すすぎ残しを防ぐことが大切です。

背中・胸

皮脂・汗・蒸れ・衣類の摩擦・シャンプーのすすぎ残しが原因です。また、背中・胸のブツブツは、普通のニキビではなくマラセチア毛包炎(カビが原因)のこともあり、その場合はニキビ薬では治りません。

皮膚科専門医の臨床メモ
「場所の意味」より「できやすい理由」に目を向けて

「いつも同じ場所にできる」というご相談はとても多いです。「場所に意味があるのでは」と気にされる方もいますが、医学的には、特定の場所にニキビができやすいのは内臓の不調のせいではなく、その部位の皮脂の量・ホルモンの影響・摩擦といった皮膚科学的な理由によるものです。

大切なのは、「なぜその場所にできやすいのか」を理解して、正しいケアと治療を行うことです。同じ場所に繰り返すニキビは、自己流で長引かせるより、一度皮膚科で原因に合った治療を受けるほうが、跡を残さず早く落ち着くことが多いです。

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場所を問わず大切な治療の考え方

ニキビは場所によってできやすい理由は異なりますが、基本の治療・ケアの考え方は共通です。

  • 潰さない・触らない——どの部位でも、跡を残す最大の原因
  • 皮脂を取りすぎず、保湿する——乾燥はかえってニキビの原因に
  • 繰り返す・炎症が強い場合は皮膚科へ——保険適用で治療できます
  • 生活習慣(睡眠・食事・ストレス)を整える——ホルモンや皮脂に影響します

今日からできる日常生活のニキビ予防

日々のちょっとした習慣も、ニキビの予防につながります。肌に触れるものを清潔に保つことを意識しましょう。

  • 枕カバー・シーツなどの寝具をこまめに洗濯し、清潔に保つ
  • メイク用のパフやブラシは定期的に洗い、雑菌の繁殖を防ぐ
  • スマートフォンの画面をこまめに拭き取る(通話で頬に触れるため)
  • 髪の毛が顔にかからないようなヘアスタイル・工夫をする

当院では、保険適用の塗り薬・飲み薬による治療から、繰り返すニキビ・ニキビ跡への対応まで、部位や状態に合わせてご提案します。

よくある質問

ニキビができる場所に意味はありますか?
ニキビができる場所と特定の内臓の不調を直接結びつける医学的根拠は確立していません。ただし、部位ごとに「できやすい理由」はあります。おでこ・鼻のTゾーンは皮脂、顎・口周りのUゾーンはホルモンや乾燥、こめかみはヘアケア製品の刺激など、皮膚科学的な要因によるものです。
いつも同じ場所にニキビができるのはなぜですか?
その部位の皮脂の量・ホルモンの影響・摩擦などの要因が繰り返し働くためです。例えば前髪が触れるおでこ、皮脂の多い鼻、ホルモンの影響を受けやすい顎などです。繰り返す場合は、肌質や生活習慣に合った治療が必要なため、皮膚科での相談をおすすめします。
顔の場所でニキビの治し方は変わりますか?
基本の治療・ケアの考え方は共通ですが、原因に応じた対策は変わります。皮脂が多いTゾーンは皮脂づまり対策、乾燥やホルモンが関わるUゾーンは保湿や生活習慣の見直しが重要です。いずれも潰さない・保湿する・繰り返すなら皮膚科へ、が基本です。
背中や胸のニキビも同じ治療ですか?
背中・胸のブツブツは、普通のニキビのこともあれば、マラセチア毛包炎(カビが原因)のこともあります。後者はニキビ薬では治らず抗真菌薬が必要です。見た目では区別が難しいため、市販薬で治らない場合は皮膚科で原因を調べることをおすすめします。
顔のどの場所でも、同じニキビ薬(処方薬)を塗っていいですか?
処方される塗り薬(ベピオやディフェリンなど)は、顔のどの部位のニキビにも有効ですが、乾燥しやすいUゾーン(顎・口周り)に塗ると、赤みやヒリヒリ感が強く出ることがあります。部位ごとの肌質に合わせて塗り方や保湿のバランスを調整する必要があるため、診察時に詳しくお伝えしています。
監修医師情報
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
清水 顕(しみず あきら)
駒沢皮膚科クリニック 院長
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

経歴
  • 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科入局
  • 同附属病院 救急科麻酔部にて全身管理を習得(研修医時代)
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 山梨医科大学附属病院 皮膚科 医局長 歴任
  • 2003年 駒沢皮膚科クリニック 開業(開業20年以上)

専門分野

皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科


資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚学会 会員
  • 日本臨床皮膚科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員

研究業績
  • がん研究会がん研究所 生化学部 国内留学(皮膚がん発生メカニズム研究)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 留学(国際共同研究)
  • 平成13〜14年度 文部科学省科学研究費助成(研究代表)
  • 研究テーマ:血小板由来成長因子(PDGF)のシグナル伝達機構および癌化調節機構の検討

監修医師より

「いつも同じ場所にニキビができる」というのは、とてもよくあるお悩みです。「場所に意味があるのでは」と気になる気持ちも分かりますが、医学的には、その部位の皮脂・ホルモン・摩擦などの理由でできやすくなっているだけで、内臓の不調のせいではありません。大切なのは、できやすい理由を理解して正しくケアすること。繰り返すニキビは、自己流で長引かせず、一度ご相談ください。部位や状態に合わせて治療をご提案します。

本コラムは医師の専門的見解を記したものです。記載の治療の効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。個別の症状・治療方針については、必ず医師の診察を受けた上でご自身でお決めください。比較・効果の保証・患者体験は含みません。(医療広告ガイドライン準拠)

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