多形紅斑とは|輪のような赤い発疹が出たときの確認事項

皮膚科専門医 監修コラム

多形紅斑とは|
輪のような赤い発疹が出たときの確認事項

専門医監修 保険診療対応 駒沢皮膚科クリニック|駒沢大学駅直結
公開日:2026年12月23日 / 最終更新日:2026年12月23日
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
監修:清水 顕(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/医学博士) 医療法人社団 誠清会 駒沢皮膚科クリニック 院長
一般皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科(医師紹介)
この記事の結論
  • 多形紅斑は、的(まと)のような二重・三重の輪の赤い発疹が手の甲・腕・すね・足に左右対称に出る病気です。軽症なら多くは2〜4週間で改善し、瘢痕は残りにくいとされます
  • 最も多い原因は口唇ヘルペスなどの感染の後で、ほかにマイコプラズマ感染(小児)・薬があります。原因が分からないことも多く、「薬のせい」と決めつけないことが大切です
  • 口の中・目・陰部の痛みやただれ、発熱、全身への急な広がりがあるときは、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)などの重症型と区別する必要があり、その日のうちに医療機関へ

「手の甲に、真ん中が濃くて周りに輪がある赤い発疹がいくつも出た」「両腕・両すねに同じような丸い発疹が左右対称に出ている」「少し前に口唇ヘルペスができていた」——このような発疹は多形紅斑(たけいこうはん)の可能性があります。多くは数週間で自然に治る病気ですが、一部に重症の薬疹と区別が必要なケースが含まれるため、「輪のような発疹」を見たときに確認してほしいことがあります。

この記事では、多形紅斑の見た目の特徴と出る場所、原因(ヘルペス・マイコプラズマ・薬)、じんましん・ジベルばら色粃糠疹・たむしとの違い、急ぐべき症状、皮膚科での診察と治療、繰り返すときの対策を皮膚科専門医が解説します。

すぐに受診していただきたい症状:輪のような発疹に加えて、口の中や唇・目・陰部のただれや痛み、発熱、発疹が急に全身に広がる、皮膚がヒリヒリ痛む・むける症状があるときは、SJSなどの重症型の可能性があります。夜間・休日でも救急外来を受診してください。 詳しくは受診の目安・急ぐ症状をご覧ください。

多形紅斑とは|的(まと)のような輪の発疹と出る場所

多形紅斑は、感染や薬などをきっかけに免疫が反応して起こる発疹で、「標的状(ひょうてきじょう)紅斑」と呼ばれる特徴的な見た目をします。名前のとおり「多形」=いろいろな形の発疹が混じりますが、典型的なものは次のような三層構造です。

典型的な「的(まと)のような発疹」
  • 中心——暗い赤〜紫色。水ぶくれやかさぶたになることもある
  • その周り——少し盛り上がった淡い赤み(むくんだ輪)
  • いちばん外側——境界のはっきりした赤い輪

直径1〜3cm程度の丸い発疹が、数日かけて数が増え、一つひとつは1週間ほど同じ場所にとどまります(じんましんのように数時間で消えることはありません)。

項目多形紅斑の特徴
出る場所手の甲・手のひら・前腕・肘・膝・すね・足の甲など手足の末端と関節の外側から始まり、左右対称。体幹・顔に広がることもある
自覚症状軽いかゆみ・ほてりが多い。ヒリヒリ・ズキズキする痛みや皮膚がむける症状は重症型(SJSなど)のサインとして扱う
粘膜軽症型(多形紅斑 minor)では粘膜症状はないか軽い口内炎程度。口・目・陰部の粘膜に強い症状が出るものは重症型(major)で、重症型(SJSなど)との区別が必要
経過軽症の皮膚病変は2〜4週間(重い場合は6週間程度)で改善することが多く、瘢痕は残りにくい。色素沈着が数か月残ることはある。粘膜病変は別に評価
年齢若い成人に多いが、小児〜高齢者まで起こる

多形紅斑の写真|腕・手の甲・太ももの輪の発疹

当院で診察した多形紅斑の写真です。共通するのは、中心がくすんだ色や薄い色で、その周りを赤い輪が取り囲む「的(まと)」のような形と、手の甲・腕など手足の末端に左右対称に出ることです。輪がいくつもくっつくと、地図のような大きな赤い面に見えることもあります。

多形紅斑の写真:腕にできた的(まと)のような輪の発疹。中心がくすんだ色で、周りが赤い輪になっている
写真1 腕の多形紅斑(近接)。中心がくすんだ赤〜茶色で、周りを赤い輪が取り囲む「的(まと)」のような発疹。複数の輪がくっついて地図のように広がっています
多形紅斑の写真:手の甲に出た輪のような赤い発疹。中心が少し薄く、周りが赤い
写真2 手の甲。多形紅斑が最も出やすい部位のひとつ。中心がやや薄く、縁が赤い輪になっています
多形紅斑の写真:太ももに出た複数の赤い輪の発疹。大小の輪が散らばっている
写真3 太もも。手足の末端から始まり、体の中心に向かって広がることがあります。大小の輪が散らばって見えます

※写真は当院で診察した患者さんのもので、ご本人の同意を得たうえで、個人が特定されないように加工して掲載しています。発疹の大きさ・色・出る場所は人によって異なり、写真と似ていても別の病気のことがあります。

多形紅斑の原因|口唇ヘルペスの後・マイコプラズマ・薬・原因不明

多形紅斑は、何かに対する免疫の反応として皮膚に出る病気で、原因は大きく「感染」と「薬」に分かれます。感染が主なきっかけ(海外の解説では約9割)とされ、薬が原因のものは少数ですが、SJSなどの重症型との区別が必要なため確認を優先します。

原因特徴・手がかり
単純ヘルペスウイルス(口唇ヘルペス)——最も多い発疹の1〜3週間前(多くは10日ほど前)に口唇ヘルペス(唇の水ぶくれ)があった。ヘルペスが出るたびに多形紅斑を繰り返す方もいる。ヘルペスの水ぶくれ自体は治っていることが多く、「気づかなかった」という方も多い(口唇ヘルペスのコラム)
マイコプラズマ感染小児〜若年に多い。長引く咳・発熱の後に発疹。口・目などの粘膜炎が主体になることがあり、感染後の粘膜炎として多形紅斑とは別に評価されることがある(粘膜症状があるからといって薬が原因とは限らない)
その他の感染かぜのウイルス、EBウイルス、カンジダ、新型コロナウイルスなど。予防接種の後に出ることもある
薬抗菌薬・解熱鎮痛薬(NSAIDs)・抗てんかん薬など。新しく飲み始めた薬がある場合はSJSなどの重症型の可能性を優先して確認(薬疹のコラム)
原因不明調べても引き金が見つからないことは珍しくない

「発疹が出た=薬のせい」と決めつけて、必要な薬(持病の薬など)を自己判断で中止するのは危険です。一方で、新しく始めた薬・増量した薬・最近やめた薬・市販薬・サプリ(目安は発疹の前おおむね2か月以内、多くは1〜4週間以内に変化があったもの。継続中の薬も含めて)は、お薬手帳で必ず診察時にお伝えください。薬が疑われる場合、次の服用をどうするかは処方医・薬剤師に速やかに確認し、全部の薬を一律にやめることはしないでください。薬が原因か、感染が原因かで、その後の対応(薬の中止・今後の回避)が変わります。

急ぐ症状|口・目・陰部の症状と発熱があるときは重症型(SJSなど)との区別が必要

多形紅斑の大半は軽症で自然に治りますが、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)などの重症型は、多形紅斑とは別の病気ですが、初期に多形紅斑とよく似た発疹で始まることがあります。SJSは薬が原因のことが最も多いものの、マイコプラズマなどの感染がきっかけになることもあり、「新しい薬を飲んでいないから違う」とは言えません。SJSは皮膚と粘膜が広い範囲でただれ、入院治療が必要な病気で、対応が遅れると後遺症や命に関わります。だからこそ、「輪のような発疹」を見たら、次の点を必ず確認してください。

その日のうちに受診が必要なサイン(SJSなどの重症型を疑う)
  • 口の中・唇・目・陰部のただれ、痛み、充血、ものが飲み込みにくい——粘膜症状は重症のサインです
  • 38℃以上の発熱、強いだるさ、のどの痛みを伴う
  • 発疹が数日のうちに体幹・全身へ急に広がる、赤みがつながって広い面になる
  • 皮膚がヒリヒリ・ズキズキ痛む、こすると皮膚がむける、水ぶくれが大きい・多い
  • 発疹の前おおむね2か月以内(多くは1〜4週間以内)に新しく始めた・増やした薬がある(市販薬・サプリも含む)

これらがある場合は、当院の診療時間を待たず、夜間・休日は救急外来を受診してください。入院設備のある病院での治療が必要になることがあります。お薬手帳を必ず持参してください。

逆に、手足の発疹だけで、粘膜症状も発熱もなく、新しい薬も飲んでいない場合は、軽症の多形紅斑の可能性が高く、通常の診療時間での受診で問題ありません。

似ている病気との違い|じんましん・ジベルばら色粃糠疹・たむし・環状肉芽腫

「輪のような赤い発疹」は多形紅斑以外にもあります。見分けの手がかりを表にしますが、確定は診察で行います。

病気多形紅斑との違い詳しくは
じんましん一つひとつの発疹が24時間以内に消えて別の場所に出る。みみず腫れ状で強いかゆみ。多形紅斑は1週間ほど同じ場所にとどまるじんましんの診療案内・じんましんのコラム
ジベルばら色粃糠疹体幹中心に楕円形でカサカサした発疹が多数。手足の末端には少ない。最初に1枚大きな発疹(ヘラルドパッチ)ジベルばら色粃糠疹のコラム
体部白癬(たむし)輪の縁がカサカサして盛り上がり、中心は治ったように見える。輪がゆっくり広がる。左右対称ではない。顕微鏡検査で真菌を確認体部白癬のコラム
環状肉芽腫手の甲・足の甲に皮膚色〜淡い赤の硬い輪。表面はなめらかで、かゆみはほとんどない。数か月〜年単位で続く診察でご説明します
固定薬疹薬を飲むたびに同じ場所に1〜数個の丸い赤〜紫の発疹。治った後に色素沈着が残る薬疹のコラム
貨幣状湿疹コイン状のじゅくじゅく・カサカサした湿疹。強いかゆみ。すね・腕に多い貨幣状湿疹のコラム

皮膚科での診察と検査|問診・視診、必要に応じて検査

多形紅斑の診断は、発疹の形・分布と、経過の問診でほぼ決まります。皮膚科では次のことを確認します。

診察で確認すること
  • 発疹の形(標的状か)、分布(手足の末端・左右対称か)、粘膜(口の中・目・陰部)の有無
  • 発疹の前1〜3週間の口唇ヘルペス・かぜ・咳・発熱の有無
  • 発疹の前おおむね2か月以内(多くは1〜4週間以内)に新しく飲み始めた薬・サプリ・市販薬(お薬手帳をお持ちください)
  • 過去に同じ発疹を繰り返しているか(ヘルペス関連の再発性多形紅斑を疑う手がかり)
必要に応じて行う検査
  • 顕微鏡検査——たむし(体部白癬)との区別が必要なときに、皮膚の表面をこすって真菌を確認します(院内で当日可能)
  • 血液検査——発熱・全身症状があるとき、薬疹を疑うときに炎症の程度や肝機能などを確認します
  • マイコプラズマ・ヘルペスの検査——経過から必要と判断した場合に検討します。実施の可否は診察時にご説明します
  • 皮膚生検——診断が難しい場合に、局所麻酔で皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べます(検査の診療案内)

粘膜症状・発熱・急な拡大がありSJSなどの重症型が疑われる場合は、当院で診断を確定させることよりも、入院設備のある連携病院へ速やかにご紹介することを優先します。

治療と経過|多くは2〜4週間で改善、繰り返すときはヘルペスの再発抑制

多形紅斑の治療(保険診療)
  • 経過観察+症状を抑える治療——軽症の多形紅斑は数週間で自然に治るため、かゆみ・ほてりに対してステロイド外用薬、かゆみが強ければ抗ヒスタミン薬の内服を使います
  • 原因への対応——薬が疑われる場合は処方医と連携して中止・変更を検討します(自己判断で持病の薬を止めないでください)。口唇ヘルペスが引き金の場合、発疹が出てから抗ウイルス薬を使っても今回の発疹の経過は大きく変わらないとされ、繰り返す場合の予防(後述)とは分けて考えます
  • 口の中の症状——軽い口内炎には、うがい薬・口腔用ステロイド軟膏などで痛みを和らげます
  • 重症例——粘膜症状が強い、広範囲、発熱を伴う場合は、入院設備のある病院での治療(ステロイド内服など)が必要になることがあり、連携病院へご紹介します

軽症の発疹は通常2〜4週間(重い場合は6週間程度)で消えることが多いです。中心が濃かった部分に茶色い色素沈着が数か月残ることがありますが、瘢痕は残りにくいとされます。粘膜病変が強い場合は別に経過を見ます。

繰り返す多形紅斑|ヘルペス関連なら再発の予防を検討する
  • 口唇ヘルペスに関連して多形紅斑を繰り返す方は、頻度や重症度に応じて、抗ウイルス薬の継続投与による予防を専門医が検討することがあります。薬剤・期間・国内の承認適応・保険の扱いは個別に確認が必要で、自己判断で続ける薬ではありません
  • 口唇ヘルペスの前兆の段階で服用を始めるPITは、再発したヘルペスを早く治療する方法で、上記の継続的な予防とは異なります。ヘルペスそのものの治療は口唇ヘルペスの治療のコラム(再発時の治療・PIT)をご覧ください
  • 年に何度も繰り返す場合、ヘルペス以外の原因も含めて評価し直します

受診の目安・急ぐ症状

受診の目安
  • 手の甲・腕・すねに輪のような赤い発疹が左右対称に出た(粘膜症状・発熱がなければ通常の診療時間で)
  • 発疹が1週間以上同じ場所にとどまっている(じんましんではない可能性)
  • 口唇ヘルペスの後に、手足に発疹が出た。または同じ発疹を繰り返している
  • たむし・じんましん・薬疹のどれか分からない

受診時は、お薬手帳(市販薬・サプリも含めて)、発疹が出始めた日、最近のかぜ・口唇ヘルペスの有無をお伝えください。発疹の経過が分かる写真があると役立ちます。

早めに受診していただきたい症状(急ぐ症状)
  • 口の中・唇・目・陰部のただれや痛み、充血——SJSなどの重症型の可能性。その日のうちに受診。夜間・休日は救急外来へ
  • 38℃以上の発熱・強いだるさを伴う、発疹が急に全身へ広がる
  • 皮膚がヒリヒリ痛む、こすると皮膚がむける、大きな水ぶくれ
  • 新しく飲み始めた薬がある——薬疹の可能性を優先して評価します。お薬手帳を持参してください

当院の保険診療は初診予約不要です。「多形紅斑かどうか分からない」段階でも、診療時間・受付時間をご確認のうえご来院ください。重症が疑われる場合は、診察のうえ速やかに連携病院へご紹介します。

「輪のような発疹」は、軽症か重症かの見極めが先です

初診は予約不要・保険診療

発疹の形と分布、粘膜症状、最近の感染や薬の経過から、多形紅斑か、たむし・じんましん・薬疹かを診察で見極めます。お薬手帳と発疹の写真をお持ちください。粘膜症状や発熱がある場合は、診療時間を待たず救急外来へ。

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保険診療の初診は予約不要です。受付は診察終了の15分前までです。検査や処置の内容によっては、別日の実施や専門施設へのご紹介が必要な場合があります。

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よくある質問

多形紅斑はうつりますか?
多形紅斑そのものは人にうつりません。免疫の反応として皮膚に出る発疹で、感染症ではないためです。ただし、引き金になった口唇ヘルペスやマイコプラズマなどの感染症は人にうつることがあります。
多形紅斑は自然に治りますか?
軽症の多形紅斑は、2〜4週間程度で改善することが多く、瘢痕は残りにくいとされます(色素沈着が数か月残ることはあります)。ただし、口・目・陰部の粘膜症状、発熱、急な拡大、皮膚の痛みがある場合は重症の薬疹と区別が必要で、自然に治るのを待ってはいけません。粘膜症状や発熱がない手足だけの発疹でも、一度は診察で確認することをおすすめします。
多形紅斑の原因は薬ですか?
薬が原因のこともありますが、多形紅斑の主なきっかけは感染で、最も多いのは口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス)です。マイコプラズマなどの感染、予防接種の後にも起こり、原因が分からないことも珍しくありません。新しく始めた薬・増やした薬・最近やめた薬・市販薬・サプリがある場合は薬疹の可能性を優先して確認しますが、「発疹=薬のせい」と決めつけて持病の薬を自己判断で止めず、次の服用は処方医・薬剤師に確認してください。
スティーブンス・ジョンソン症候群との違いは何ですか?
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は、皮膚と粘膜が広い範囲でただれる重症の病気で、入院治療が必要です。薬が原因のことが最も多いですが、マイコプラズマなどの感染がきっかけになることもあります。初期には多形紅斑と似た発疹で始まることがあり、見分けのポイントは、口の中・目・陰部の粘膜症状、発熱、発疹の急な拡大、皮膚の痛み・水ぶくれ・皮膚のむけ、薬の内服歴です。多形紅斑とSJSは同じ病気の軽い・重いではなく別の病気ですが、初期の見た目が似ることがあります。これらがあれば、その日のうちに医療機関を受診してください。
多形紅斑を繰り返します。どうすればよいですか?
口唇ヘルペスに関連して多形紅斑を繰り返す場合、頻度や重症度に応じて、抗ウイルス薬の継続投与による予防を専門医が検討することがあります。薬剤・期間・国内の承認適応・保険の扱いは個別に確認します。口唇ヘルペスの前兆で服用を始めるPITは、再発したヘルペスを早く治す方法で、この継続的な予防とは別です。ヘルペス以外の原因も含めて診察で評価します。
多形紅斑の発疹はかゆいですか?痛いですか?
軽いかゆみやほてりを感じることが多いです。皮膚がヒリヒリ・ズキズキ痛む、こすると皮膚がむける、口や目のただれがある場合は重症型(SJSなど)のサインの可能性があるため、早めに受診してください。
子どもの多形紅斑で気をつけることはありますか?
小児では、長引く咳や発熱の後に出るマイコプラズマ感染に関連したものや、予防接種の後に出るものがあります。口の中のただれで飲食ができない、目の充血、発熱を伴う場合は早めに受診してください。手足の発疹だけで元気であれば、通常の診療時間での受診で構いません。

参考資料

監修医師情報
駒沢皮膚科クリニック院長 清水顕医師
清水 顕(しみず あきら)
駒沢皮膚科クリニック 院長/医学博士
医療法人社団 誠清会 理事長
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

経歴
  • 山梨医科大学医学部(現・山梨大学医学部)卒業 / 同大学皮膚科学教室 入局
  • 同大学 救急部麻酔科にて全身管理を研修
  • がん研究会がん研究所 生化学部にて皮膚がんの発生メカニズムを研究(国内留学)
  • スウェーデン・ルードヴィック癌研究所 研究員(国際共同研究)
  • 山梨医科大学 皮膚科 助手・医局長 歴任
  • 2003年11月 駒沢皮膚科クリニック 開院(開業20年以上)

専門分野

皮膚がん・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・掌蹠膿疱症・ニキビ・ニキビ跡・アレルギー性皮膚疾患・美容皮膚科


資格・所属学会
  • 医学博士
  • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 会員
  • 日本臨床皮膚科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員

研究業績
  • 「血小板由来成長因子(PDGF)のシグナル伝達機構および癌化調節機構の検討」により文部科学省 科学研究費助成(平成13〜14年度)
  • 「隆起性皮膚線維肉腫におけるPDGFのシグナル伝達機構および癌化調節機構の検討」により日本皮膚科学会 基礎医学研究費(資生堂寄付)授与(平成14年度)

担当医師より

多形紅斑は、多くが口唇ヘルペスなどの感染の後に出る病気で、軽症なら数週間で改善します。私が診察でまず確認するのは、発疹の形よりも「口の中・目・陰部にただれや痛みがないか」「飲食がしづらくないか」「皮膚に強い痛みやむけがないか」「急に広がっていないか」「薬の変更がないか」です。どれかがあればSJSなどの重症型を疑って急ぎます。熱がない、新しい薬を飲んでいないという理由だけで重症ではないと判断しないでください。輪のような発疹を見つけたら、当てはまるものがあれば診療時間を待たずに受診を。当てはまらなければ、まずお気軽にご来院ください。

本コラムは皮膚科専門医が監修しています。個別の症状・治療方針については、必ず医師の診察を受けた上でご自身でお決めください。(医療広告ガイドライン準拠)

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